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2012年9月

2012年9月23日 (日)

3分で分からない林彪出演作品(2)@りんぴょう祭

※以前にも増して電波な文章が続きます。腐女子臭もしております。

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2012年9月14日 (金)

『狙撃手』18話~19話 感想

感想


 無事、八路軍長官を送り届けた国共連合軍。ここ数回で人間的に丸くなってきていた竜紹鉄はますます丸くなり、やはりどこかで線を引いてしまっていた銭国良や方儀球とも上官と部下ではなく兄弟的な関係を築いていく。

 しかし物語としての蜜月期間は、ここでシンジの成長物語が破綻した(95年)エヴァのように終わりをつげてしまう。


 その始まりは、蘇雲暁の流産とそれが原因の子宮切除。このへん、戦場描写とはまた別にやけに生々しくて見るに忍びない。かつて家族をすべて南京虐殺で失い、その後、一度は生まれた子供も失い、それでも蘇雲暁と暖かい家庭を築くことを夢見た文軒のことを思へば、その悲劇性は増大する。

 それでも蘇雲暁は孤児を引き取って育てることに希望を見出し、立ち直っていくが・・・・・・さて。



 一方、とうとう芥川も壊れ始めてきた。

 失敗続きに苛立っていたのか一人もの思いに沈んでいた時にたまたま通りかかった子供に殺意を抱き・・・何の理由もなく射殺してしまうのだった。

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逃げる子供を狙い撃つ芥川

 こんな行為は今までの芥川にはありえないことであった。芥川を尊敬する岡崎もこの件についてははっきりと非難している。

岡崎「少佐、前言ったが、『狙撃手は殺戮者ではなく平民は殺さない』食言した!」

芥川「うるさい!」(岡崎を殴る)



 狙撃者は殺戮者ではない。


 この言葉こそ芥川を特異な人物たらしめているゆえんであり、また組織ではなく自分の規律のみに従う芥川が自ら自己に課してきた規律であり、狙撃である彼のプライドそのものである。

 それを芥川は破った。無力でしかも逃げている子供を狙い撃つというおそらく今まで彼がもっとも軽蔑していた行為で。

 ただ、この段階でまだ芥川は自分の何かが狂い初めてきたことにとまどっていた。だからこそ岡崎に非難された時に殴って黙らせたのだ。


 ところでこの事件を起こす前、芥川は弟に宛てて手紙を書いている。彼の弟は中国戦線の別の場所で戦い、なにやらこの戦争に対する疑問を書いた手紙を送ってきていたらしい。それに対して芥川は「天皇陛下のために国のために命を捧げる覚悟でいてほしい」と諭す手紙を書いていたのだ。

 それでも手紙の全体の雰囲気は優しく、彼がこの弟と手紙をやりとりするのを楽しみにしている様子が伺える。


 その後、件の子供射殺事件を起こした後の芥川の元にまた手紙が来る。中に入っていたのは弟の写真と身に着けていたお守り、そして弟の戦死を知らせる手紙であった。芥川が手紙で諭したように、弟は「天皇陛下のため国のため」命を落とすことになった。

 芥川は呆けているとも思えるほど緩慢な動作で、その写真とお守りをを部屋の仏壇に飾る。そこにはすでに二人の弟の遺影があった。今回戦死した弟は芥川の三人いた弟の最後の一人であった。

 仏壇に飾った写真を見ながら、芥川は奇怪な表情を浮かべる。すべての弟が失われたことを泣けばいいのか、自分一人だけ仏壇の外にいる(生き残っている)ことを嘲笑えばいいのかわからないような顔を。このへん矢野浩二の演技がたいへん秀逸で、芥川の絶望がかえってダイレクトに伝わってくる印象深いシーンであった。

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 そして次の瞬間、芥川の絶望と悲しみは一気に憎しみへと転化される。

 静から動へ。芥川は弟たちが身につけていたお守りを三つとも首にかけると駐屯地を飛び出し、闇にまぎれて新八旅の武器庫を攻撃。それは衝動的に子供を殺した時とは別の、冷めた確信的狂気であった。

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 武器庫の爆発を背中に静かに去っていく芥川の姿に、今後起こるであろう悪夢を想像せずにはいられない場面である。



 実は私には芥川の「弟を殺された憎しみ」について思うところがあるのだが、それはまた次会改めて書こうと思う。
 

2012年9月13日 (木)

『我演林彪的血涙史』(林彪の中の人のお話2)@林彪祭

 え~と、林彪の命日たる9月13日ですが、どうしようもない事情により13日に更新できませんでした。でもちょっと日付を操作して13日にあげたことにします。(本当は14日)


 今回は、TVドラマ版『長征』、映画『太行山上』など20代後半~30代の林彪を中心に演じる役者さん・姜峰氏が自身の林彪役歴を語ったブログ記事を翻訳紹介します。あいかわらずのグダグダ役ですが、約し間違えがありましたら、指差して笑ってください。

 元のブログ記事はこちら(中国サイト)。


 ちなみに以前、TVドラマ『解放』、映画『建国大業』などで40代以降の林彪を中心に演じている立平氏のブログ記事を訳したのも紹介したことがあります。それはこちら。

 それでは以下、翻訳文章になります。

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2012年9月 8日 (土)

3分で分からない林彪出演作品(1)@りんぴょう祭

※以下、たいへん電波な文章が続いています。でもこれでも5割程度の本気しか出していない・・・・・・




 
 まあ「林彪出演」作品と言うと大いに語弊がありますが。

 中国にはいわゆる「領袖革命モノ」という映画・ドラマジャンルがあります(命名、私)。「領袖」とは革命のリーダーたちのことで、つまり毛沢東や周恩来や朱徳など実在の人物が前面に出てくる歴史もののことですね。長征や解放戦争などある特定の事件や年代を扱った(基本、毛沢東主役の)群像劇タイプとある一人の革命指導者の一生にスポットをあてた伝記ものに大きく分かれます(ちなみにこの「領袖革命もの」とは別にオリジナル人物の紅軍兵士を主役にした「創作革命もの」もあります)。

 林彪事件でお亡くなりになった林彪の場合、後者のようなピンで活躍するドラマは無いのですが、前者のような革命群像劇ではなかなか出張っています。今回は林彪が出張っている主な映画・ドラマ作品を各作品で林彪を演じた役者さんとともにざっくりと紹介していきましょう。作品の発表順ではなく、林彪の人生順に紹介していきます。

 ちなみにこの手の革命ドラマには毛沢東なら唐国強,周恩来なら劉勁,朱徳なら王伍福と革命のトップ中のトップは9割方の特定の役者さんが演じます。彼らの場合、演技のうまさはもちろん地の顔が役の人物そっくりでなければならないという制約があります。おかげでドラマ中で20代~30代の年でも50代前後の役者さんが演じることになって、いや似てはいるけど明らかに老けているだろって事態になることも。

 林彪の場合、特定の専門役者さんはいなくて、作品ごとに採用された人が演じているのである意味いろんなタイプの林彪が見られてこれはこれで楽しい。



林彪年表



空白時代(1907年~1927年)


 林彪が生まれてから南昌暴動に参加するまで。0歳から20歳。

 由々しいことだが、私が知る限りこの期間の林彪を描いている作品は一つとして無い。

 くぅぅううう、ただでさえ十代と言うそれだけで充分おいしい時期だというのに、しかもお兄ちゃんズと一緒にいられた貴重な時期だと言うのにぃぃぃ!! もう「林氏三兄弟」が三人揃って行動しているのはこの時期しかないんだぞ! 

 黄埔軍校が少し描かれていると聞いたので、共産党成立~南昌暴動までの革命を描いた『開天僻地』っていう共産党成立90周年おめでとドラマを買ったのに。黄埔軍校もちらっと出ていたのに出演していなかった! あああ、もう誰か黄埔4期ドラマ化してくれんかな(いや、一番おもしろいのは一期だというのはわかっているが)・・・・・・・・・・・・CCTV(中国の中央国営放送)買収したい。




ピチピチの20代前半時代(1928年~1935年)


 林彪が本格的に扱われるのは共産党の南昌暴動(1928年)以降のこと。林彪は紅軍の若き天才指揮官として描かれる。一介の中隊長から始まって紅軍最高幹部の一人・軍団長まで一気に駆け上がるよー。そんな林彪の天才ぶりを見るのも楽しいけど、一番重要なのはこの時期の林彪の可愛らしさだよね。まだ20代だもの、もう可愛い可愛い。超生意気であちこちで(人間関係的な面で)衝突起こしまくりな面も含めて可愛い。性格歪んでいるから他の同志たちから嫌われているけど、ただ自分の才能だけを頼りにつっぱって生きている様子が見所です。

 主な作品は以下の通り。



『井崗山』(監督:金韬 2007年)


 記念すべき最も若い頃の林彪が見られる連続TVドラマ。林彪はこの頃、20歳~22歳。

 林彪役は東靖川。東靖川は1979年生まれなので撮影時30歳だけどばっちり20歳前後、いやむしろ十代に見えるのがすばらしい。百度百科での記事はこちら

 Cap1070

『井崗山』@東靖川

 『井崗山』は紅軍創立の27年から、毛沢東の井崗山闘争を経て共産党が井岡山根拠地を失い瑞金へ向かう29年までを描いている。林彪は作中では当初南昌暴動を起こした朱徳軍の一中隊長であったが、その軍事的才能を最初は朱徳に後に毛沢東に認めれ、劇中時間2年(たぶん)で団長(=連隊長)まで超高速昇進を遂げた。



『紅色揺籃』(監督:金韬 2010年)


 『井崗山』の続編として作られた。前作に引き続き林彪役は東靖川。29年から長征に出発する34年の5年間が描かれる(林彪は22歳~27歳)。つまり中央ソビエト時代ね。なのだが・・・・・・

 ぶっちゃけ買っているけどまだ少ししか見ていない。だって『井崗山』が超つまんなくて袁文才役の劉鑑の演技の神っぷりとか林彪が可愛いとか粟裕が可愛いとか林彪が可愛いとか毛沢東の弟が可愛いとか林彪が可愛いとか以外に見るべきところが無いんだもの(ま、劉鑑のすばらしすぎる演技だけでも見る価値がある作品だと思うが)。って言うかぶっちゃけこんなのばっかり買っている自分も痛々しいので買うかどうか迷ったが、ジャケットの『井崗山』と同じキャストの林彪が可愛かったので思わず衝動買いした・・・・・・。

 でもこの『紅色揺籃』には中国革命ドラマ史上初めてのことかも知れないが、林彪の兄(従兄弟だけど兄でOK)林育南が出演していた! その時のはしゃっぎぷりがこちらの電波記事。・・・・・・・でも育南お兄ちゃん、ビジュアルがいまいちだったよorz 出番も5分しか無いよ・・・・・・CCTVでいくらで買収できるのかな? 造り直しさせたい。

Cap012

  林彪はこの時、紅四軍軍長。当時の紅軍の階級で最高である軍団の次にあたる地位。と言っても「軍長」は複数いるので№2ってわけではない。たぶん一番年下(まだ20代だもん)だから、軍長の中でも下の立場だったと思います。でも『井崗山』のあたりではまだ必ずしも自分の軍事的才能が抜きん出ていることをしっかり把握していなくて初々しい面があったように演じられていたけど、この頃には自分の才能についてだいぶ自信がついて来たのか↑のような顔をすることも。これはこれでいいですなぁ。




ドラマ版『長征』(監督:金韬 唐国強 シナリオ 王朝柱 2001年)


 林彪役は姜峰。生年不明。ちなみに姜峰の百度百科の記述は少ないけどここ。

 このドラマも買ってはいるのだけど、まだ1話しか見ていない。でもわりと面白そうだしいつかは見る予定のドラマ。国民党軍の攻撃を受けて瑞金の中央ソビエト区が崩壊し、中共中央と紅軍10万が新たな根拠地探して一万キロするお話。

 この頃の林彪は紅軍第一軍団軍団長にまで昇進していて、第三軍団軍団長の彭徳懐と並んで中央紅軍の双璧的存在となっている。長征の旅の途中でも彭徳懐と協力して(←たぶん)、紅軍と党中央を守って大活躍・・・・・・・と思って写真キャプチャするために登場場面探してみたら、全然見つからなかった・・・・・・あれ?

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TVドラマ『長征』@姜峰

 とりあえず自力で見つけられなかったので、ネットで拾って来たものを。キャプションがついていなかったので『長征』なのか他の出演ドラマなのか確証はないけど、たぶん『長征』。




映画版『長征』(監督:翟俊杰 シナリオ:王朝柱 1996年)



 
映画版。買ったけど挫折した。林彪役は鐘山という役者さん。百度百科などの情報無し。でも以外と多くの林彪役やっているらしい。

 映画の内容自体は、最初の20分で力つきた2時間映画と言うか・・・・・・買ったけど挫折して途中までしか見ないうちにどっかに行ってしまいました。でも最初の出てきた林彪と政治委員の聶栄臻のデコボココンビぶりが素晴らし過ぎてそこだけ何回も再生してしまいました。思えばこれが初めて買った(しかも日本で輸入ショップから買ったから高かった)革命ものだったけど、とにかく林彪役の役者さんの役作りがうまいというか、私の林彪像形成に一役買った作品かも。

 ネット上でも写真が見つからないので、林彪役の役者さんの紹介は他の出演作(延安頌など)の時に譲ります。

 長くなってしまったので、今回はここまで。次回は長征終了から抗日戦争終了までやれたらいいかな、と。

 

 

2012年9月 1日 (土)

林彪祭り開催するよ~

 9月になりました! というわけで、当ブログでは9月の一ヶ月間、林彪祭りを開催します!! なぜかと言うと、9月13日は林彪事件の日、すなわち林彪の命日だからです!!

 まあ、上記の説明を読めば一目瞭然だと思いますが(??)、つまり林彪の追悼企画のようなもんです。本当は去年が没40年とキリのいい年だったのですが、うっかり忘れてしまいました。あと、「追悼よりも林彪の生まれた12月(1907年12月7日生まれだよ☆)を生誕記念として祝った方がいいんでない?」という意見も(私の脳内では)ありましたが、まあ、別に林彪生まれたからってお祝いする義理もねぇし、もう9月にやる気になっているから9月でいいんじゃねぇ? ということで9月に決行とあいなりました。って言うか、1907年生まれなら今年は生誕105年でわりとキリがいいじゃん、しまった、・・・・・・・ま、いっか。


 さて、では具体的にどんなことをやるかというと、だいたい以下のようなことを考えています。

  • 林彪が出張っている中国映画・ドラマの紹介
  • いろんな役者さんが演じる林彪とその演じっぷりを紹介
  • 監督や役者さんが書いた「いかに自分は試行錯誤して林彪のキャラを摑んだか」の翻訳紹介

 などを中心にやって行こうと思います。


 さて、読者の皆様におきましてはこの企画に付き合っていただくにあたって最低限了解していただきたい点に以下のようなものがあります。

  1. 林/彪は可愛い
  2. 原名は林育蓉である。育「容」と記している本もあるが、育「蓉」以外は認めない。そっちの方が可愛いから
  3. 兄が二人いる(名前は林/育/南と林育英=活動ネーム・張浩)。もちろんブラコンだ
  4. 無口無表情キャラである。もしかしてツンデレまたはヤンデレなのかもしれない
  5. 解放軍の勝利の女神・・・・・・もとい戦神である
  6. 腰が細い、小柄やせぎす、色白、なで肩である。やせぎす、よりやつれているとなお良い
  7. 私はこれでもいろいろセーブして書いている

 と、まあこんな感じです。

 かなり厳しい日程ですが、通常の作品紹介も行っていく予定です。予定は未定です。

 

 なお、別ブロでも連動して小説作品UPや林彪の生まれ故郷やゆかりの地を訪ねたレポなんかも書いていきたいと思っていますが、別ブロは(ここ以上に)腐向けな内容となっています。ご注意ください。


 それでは一ヶ月間楽しくやっていきます。

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