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2012年9月23日 (日)

3分で分からない林彪出演作品(2)@りんぴょう祭

※以前にも増して電波な文章が続きます。腐女子臭もしております。







ちょっと落ち着いた20代後半から30代の一時休憩まで(1936年~1938年or1945年)


 続いて紅軍の長征も無事(?)終わったと思ったら、抗日戦争が始まって、抗日民族統一戦線で国民党と休戦した共産党は陝西省延安に落ち着く。

 この頃の林彪はなぜか長征終了後に前線部隊の指揮官からはずされて紅軍大学の校長へ。その後、1937年に抗日戦争が始まると再び前線に戻り、八路軍の3個師団のうちの一つの師団長となる(115師)。こちらを見ていただければわかるが、八路軍幹部クラスの中で唯一の20代であり(むしろ林彪が唯一の20代であることを知らしめるためあそこに年齢を書いた)、さらに平型関の戦いで中国側初の勝利をあげることで「民族英雄」の名も得る。

 しかし、戦争勃発から1年も経たないうちに、林彪は友軍の誤射で重傷を負い、戦線離脱。延安で療養したり、離婚して結婚したり、お兄ちゃんとべたべたしたり、モスクワに治療に行ったり、ついで(?)に抗日軍政大学の校長やったりしているうちに45年の終戦となってしまう。

 性格的には自分の才能に絶対の信を置き、生意気な盛りでつっぱって生きてきた20代前半の頃と比べ、あいかわらず友達はいないもののそれなりに落ち着き、政治的なことも理解し始めてきた頃。長征が終わってからは生き別れだった兄(=従兄弟)の育英と再会したこともあって精神的にもだいぶ安定している頃だと思う。


 さて、革命ドラマにおいては林彪がピンで主役を張ることはない=群像劇の中で活躍してナンボなので、ケガをして後方で療養している間のことはまず描かれることはない。つまり長征終了後から抗日戦争勃発まで&38年の負傷から45年の終戦まで、特に公的かつ絵になる活躍をしていない林彪は革命ドラマの中で出番が無くなるのである。37年の平型関の戦いを最後の見せ場として一時休息である。

 しかしこの時期を描いた革命ドラマは多く、しかも平型関の戦いは絶対にはずせない場面である。というわけで、この時期の林彪が出演する作品自体はけっこうあったりする。



『延安頌』(監督:宋亜明,董亜春 シナリオ:王朝柱 2003年)


 長征終了の1935年末から抗日戦争終了までの1945年までを描くオールスター大河歴史もの。とにかくつまらないものが多い領袖革命ものドラマとしては破格におもしろいのは、たぶんシナリオの王朝柱のおかげ。そこはかとなく腐女子向け要素があるのも王朝柱作品の特徴だが、そのカップリング傾向はかなり斬新な解釈だと思う。

 林彪役は映画版『長征』と同じ鐘山。鐘山のデータが無いので、当時何歳くらいで林彪を演じたのかとかはわからない。

Cap025

ずぶ濡れの林彪(左)は(萌え的に)正義!


 で、思えば私がまともに見た革命ものドラマってこれが初めてなのだけど、もう林彪が可愛くて可愛くて萌え死ぬかと思った。多くの林彪役を見た今では、『延安頌』の林彪は28~29歳時代としてはちょっと老けて見えるし感情表現が林彪にしては多い気がする。だけど、そんなマイナス要素を吹き飛ばすだけの三大魅力が『延安頌』の林彪にはある。

 それはすなわち細腰+超なで肩+ちょいぶか軍服! 特に最後のが一番重要だ!!

 ・・・・・・・え~と、まあ、私は林彪の体型というのは小柄でやせぎすで腰が細いと考えているわけですが、そういう意味で『延安頌』の林彪は理想的な体型をしているわけです、わけですって言われてもなぁ。このうち「細腰」というのは私の見た幻覚だったような気がするけど、「なで肩」というのは本当。

 でも一番すばらしいのは、林彪の紅軍軍服のサイズが少しだけ大きい点だ。なにしろ他の人だと腕を伸ばした状態で軍服の袖は手首あたりまでなのだが、林彪が着ると指が覗く程度になってしまう、どこに注目しているのだ私は。この微妙なバランスがすばらしい。もしもっと大きくて指まで全部隠れてしまったらかえって興ざめだ、と言うか不自然だ。

Cap024

やっぱりちょっと軍服大きいよね?



 というビジュアル面での萌えに加え、久しぶりに兄(育英)と再会できることに彼らしくもなくはしゃいでしまうようなブラコンぶりをちゃんと描いてくれたり、すぐにすねてしまったり、戦利品で遊ぶような子どもっぽさなど、ちゃんとツボを抑えて描いてくれる点も素敵だ。

 さらに林彪の兄の育英が彼の地味さ(知名度と性格的な意味で)にも関わらず破格に出番が多い点と育南お兄ちゃん(故人)も名前だけ出てくる点も林彪三兄弟スキーには嬉しい。・・・・・・でも育英お兄ちゃんの出番がせっかく多いのに林彪と共演するシーンが無いのは残念すぎる。・・・・・・って言うか、たまに毛×育英としか思えないシーンがあってしかもそれに周が嫉妬しまくっていて困る、特に(治療の一貫とはいえ)足を触るシーンのエロさは異常、これも王朝柱の斬新なCP観の発露と言えよう。

Cap022

笑顔が素敵な育英お兄ちゃん




『太行山上』(監督:偉廉,瀋東,陳建 放映:2005年)


 抗日戦争勝利60周年記念映画。山西省太行山脈を本拠地とする八路軍の抗戦初期の歴史を描く。主役は朱徳。

 林彪役は姜峰。当時の年齢は不明だが、本人のブログ記事の内容から20代前半か半ばくらいと思われる。ちなみに姜峰による『太行山上』撮影秘話を翻訳した記事は先日上げた。


 抗戦初期の林彪と言えば、平型関の勝利は林彪的にも中共抗戦史的にも絶対はずせない見せ場・・・・・・しかしだからといって、30分近くそのシーンに費やすことないだろ・・・・・・。いや、別に30分すべて戦闘シーンなわけじゃなくてその準備とかいろいろ合わせてなんだけど、つまり30分全部が林彪のターンなのである。ぶっちゃけ主役の朱徳とヒロイン(笑)のスメドレーに次いで出番が多い、つまり准主役(主役と全く絡んでいないけど)! しかも映画の見せ場で出張るから「朱徳よりかっこよくね?」とか検閲官からダメ出し入ちゃったよ! 

 まあともかく、『太行山上』の林彪は可愛いながらもかっこいい、かっこいい林彪もいい! 林彪のことを研究しつくしたという姜峰の役作りもなかなかGJ。無口無表情かつ戦神な林彪をとてもうまく表現していると思う。詳しくはこちら

Cap860 

作戦会議の場から突然いなくなる林彪





『八路軍』(監督:宋業明,董亜春 シナリオ:王朝柱 2005年)



 ・・・・・・・・・え~と、いろいろ悪夢のTVドラマ『八路軍』。と言うより黒歴史。

 何が悪夢かって? ↓これだよ、↓これ!!

Cap851 


 誰だーーーー!!!!おまえーーーー!!!!

 ううううううう(大泣)、ひどいよひどいよ、あんまりだぁ。もう「眉毛が太い」以外、原型を留めてないよ。


 って言うか。どうして↓これが

Cap153 

1928年頃の林彪、20歳前後@『井崗山』

 十年も立たないうちに↓こういうのに育つんだよ? 

Cap852_2 

1937年、29歳の林彪(左)@『八路軍』

 おかしいだろ!!?? 何があったんだよ!? そんなに長征がキツかったのか?


 ちなみに役者さんは田甫。中国の某サイトに「田甫は若い頃はまだしも林彪に似ていたが、最近ではすっかり太ってしまってとても林彪元帥を演じることはできない」とか評されているけど、いやすでにこの時点で演じられませんからああああ!!!

 それにしても『延安頌』ではあんなに素敵な配役にしてくれたのに、『八路軍』では王朝柱に何があったというのか? しかもこの田甫さん、けっこういろんなドラマに林彪役で出てるし。



 と言うわけで抗戦初期に特化した時代の林彪二人とその他一人でした。次回は解放戦争~建国後のあたりを。

 

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