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2012年5月 8日 (火)

『鉄道遊撃隊』15話虎口からの脱出 16話微山湖の畔で 17話 前門の虎後門の狼 あらすじ

※赤=鉄道遊撃隊・共産党、緑=日本軍、傀儡軍、青=国民党軍、在野を表します



15話あらすじ


 
彭亮棗庄の列車運転手であるを訪ね、藍妮を探すため街に潜入する。

 棗庄にやって来た山本将軍は、一連の騒動は包囲を突破した八路軍主力によるものではないと判断し、八路軍の根拠地への包囲を引き続き継続する。

 一方、鉄道遊撃隊の捕虜となり怯える日本兵の田中美恵子はジュネーブ条約で捕虜の安全は保障されていると慰める。しかし、田中から日本軍は捕虜を殺してきたと聞かされ、なぜ叔父の山本将軍が自由な取材を許さなかったのか知る。

 彭亮は夜道で特務隊副隊長の丁二牛を捕らえて藍妮の居場所へ案内させ、特務隊長の張三と対決する。張三と丁二牛をのした彭亮は牢から藍妮を救出するが、復活した張三に捕まってしまう。しかし張三に恨みを持つ丁二牛が彼を殴り倒し、二人を油断させて外に連れ出すが、そこで警報を発し憲兵隊を召集する。

 丁二牛を射殺したものの、憲兵隊と特務隊に追われ絶体絶命の二人を救いに鉄道遊撃隊の仲間たちが駆けつける。皆は苦戦しながらも駅に向かい、張運転手が動かしてくれた列車に乗り込み脱出を図るが、装甲車が線路を走って追ってくる。張運転手は列車から飛び降り、銃弾を浴びながらも最後の力で転轍機を動かし、線路を動かして装甲車が後を追えないようにする。

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銃弾を受けながらも最後の力で転轍機を動かす張運転手


 劉洪は彭亮の勝手な行動が犠牲を招いたことを諭し、反省した彭亮は二度と勝手な行動はしないことを誓う。藍妮と彭亮は結婚を許してもらうため藍妮の母に挨拶に行くが、いざとなると彭亮はどうしても結婚を切り出せず逃げ帰ってしまう。

 二人のことを聞いた田六子は慌てて藍妮の家に行くが、藍妮から彭亮は漢奸から銃を奪うほどの男なのだと言われ、ならば自分は直接日本軍から銃を奪い藍妮を振り向かせようと考える。

 美恵子と田中は八路軍の根拠地で預かることとなり、日本軍に食料を運ぶ農民に扮した魯漢小坡林忠黄喜二の4人は二人を連れて根拠地に向かう。

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日の丸を掲げて偽装する魯漢たち

しかし、日本軍と特務隊と行き会った時に荷馬車の荷物の下に隠していた美恵子が暴れたため異変に気づかれてしまう。荷馬車の荷物を投げて逃げる魯漢たち。その途中で美恵子が転げ落ち、助けに行った小坡が腕を撃たれてしまう。

 何とか追撃を振り切った魯漢たちだが、美恵子のせいで小坡が負傷したことに怒った林忠は彼女を手荒に扱い、さらに美恵子をかばった田中を撃ち殺そうとする。魯漢は捕虜を優待するよう言って止めるが、林忠は聞く耳を持たない。そこで魯漢は二人で賭けをすることにし、一発だけ弾を込めた銃で一度だけ引き金を引き、それで林忠が田中らを撃ち殺してもお咎めなし。しかし、それで弾が出なかったら以後林忠は二人の扱いについて魯漢の言うとおりにする、とした。

 その賭けに乗った林忠は二人に銃口を向けるが、結局引き金を引くことはできず、自分の負けを認める。魯漢は実は最初から銃に弾を込めていなかったことを明らかにし、林忠はまんまと騙されたことに苦笑する。

 皆は食事にしようとするが、食料も逃げる時にすべて捨ててしまっていた。林忠が得意の投げナイフで鳥をし止めたが、美恵子はあれだけの食料ではとても自分たちにまでまわさないだろうと思うが、ちゃんと自分達にも分け与えられたことに驚く。しかし、黄喜二は一番良い部分を二人に分け与えたことに憤り、深夜、見張り役を買って出てよからぬ計画を立てる。



16話あらすじ

 黄喜二美恵子を襲おうとするが、気がついた林忠に殴り飛ばされる。黄喜二は日本人に思い知らせてやるんだと言うが、林忠は魯漢に倣って賭けを申し出る。しかし、魯漢と違い、林忠は確かに銃弾を一発仕込んだ銃を自分の額に突きつけさせ、引き金を引くよう黄喜二に迫る。黄喜二は恐れ入り、もう捕虜に手出ししないことを誓う。

 翌日、徒歩で目的地に向かう途上で、田中は自分よりも幼い小坡も徴兵されたのか興味を抱く。田中の疑問が理解できない小坡に美恵子は、日本では長引く戦争で兵力が枯渇し兵隊に取られる年齢も下がる一方だと説明する。小坡は、自分が戦うのはいわば日本軍に迫られたようなものだと言い、美恵子は複雑な気持ちになる。

 一方、藍妮を見返してやろうと日本軍の銃を狙う田六子は弟分の王虎とともに騒ぎを起こして、それに乗じて小林司令官の銃を盗む。その銃は小林の祖父が天皇より下賜された朝鮮王族由来の品で、小林は岡村に捜査を命じる。そうと知らない田六子は見たこともないような銃を珍しがり、その思わぬ威力を喜ぶ。

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銃の威力で真っ白になる田六子と王虎・・・ここは笑うところです

 銃の捜索をする岡村の前に近隣の愛護村の保長(日本軍支配下の村で防共・反抗日運動の責任を負った人間。しばしば日本軍と抗日勢力の二股をかけたり、ぶっちゃけ実は抗日勢力の味方だった、のを知らないのは日本軍だけ)・朱三が現れる。朱三は岡村に媚び、銃や飛虎隊(鉄道遊撃隊)の行方がわかりしだい報告する、と約束する。

 田六子は李九に銃を見せに行くが、彼は不在であった。田六子は彭亮を超えるべく、王虎とともに銃の鍛錬をする。

 街で酒を飲んでいた李九の耳に鉄道遊撃隊の噂が入る。鉄道遊撃隊は飛賊・李九よりもすごい、という人々の評に腹を立てた李九は自分は日本軍の馬を奪ってくる、とみなに宣言する。

 深夜、李九は日本軍士官の服を奪って駐屯地に侵入し馬を盗みだすが、あまりに簡単に事が運んでおもしろくない、とわざわざ門番に自分の正体をさらして追いかけさせる。

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わざと自分の正体を暴露する李九

李九は街の人々に約束通り馬を盗んできたことを見せ、日本軍に包囲されるものの巧みな体術で切り抜け逃亡する。度重なる不祥事に怒った小林は李九を指名手配する。

  鉄道遊撃隊の軍歌作りにいそしむ劉洪たちの前に、実は抗日勢力の味方だった朱三が報告に来る。新たな根拠地を探す鉄道遊撃隊に、朱三は付近の微山湖の中にある島を紹介する。しかし、そこにはすでに、かつて台児荘戦役の際に中央軍に捨てられた崔団長率いる三,四百人の国民党軍が駐屯し抗日を堅持しているという。彼らはすでに中央に見捨てられ、代わりに付近の大地主・高敬斎から物資・食料の提供を受けているのだという。

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微山湖に駐屯する崔団長(左)

 李正はこの崔団と高敬斎の抗日意識が高いことから協力関係を築けないか考える。しかし、会議の場所に家を提供していた芳林嫂は、高敬斎こそ自分の夫を日本軍に売り死に追いやった男だと訴える。朱三は、高敬斎には臨城で貿易会社をやっていた松尾という日本人の友人がいたが彼はすでに帰国したはずだ、と李正らに教える。

 微山湖の島のではその高敬斎からの給与が長らく途絶え、崔団は困窮していた。崔団長は重慶の政府から派遣されて来た閻特派員に文句を言うが、閻はしばし耐えるよう諭す。

 その頃高敬斎は住民を集めて共産党・国民党・日本軍のどの勢力とも距離を置く自衛組織・民団を結成していた。武器はどうするのかと村民たちから問われ、高敬斎はこれから買い集めると答える。

 李正は微山湖の島に新たな根拠地を築くためやはり崔団や高敬斎と同盟を結ぶべきと結論付け、芳林嫂はそれに激怒し飛び出して行ってしまう。劉洪は彼女を追い説得を試みるが、芳林嫂は聞く耳をもたず、二人は決裂する。



17話あらすじ

 もの別れしてしまった劉洪芳林嫂。芳林嫂は後で藍妮に、統一戦線とは何かと尋ね、抗日のために必要なことだと言われる。

 芳林嫂がいつまでも寡婦でいることを心配した彼女の母と朱三によって、新しい嫁ぎ先が紹介される。ためらう芳林嫂だが母に説得され、また劉洪にすっかり嫌われたと思い、その縁談を了承する。

 李正は大地主の高敬斎との同盟に対する不満が部隊内に渦巻いていることを察し、芳林嫂の不満も放置しておいてはいけないと考える。李正は自分が隊員の説得にあたり、劉洪には芳林嫂の説得をまかせる。自信が無く断りたい劉洪だが、二人の間にある感情を理解する李正はぜひ劉洪に頼みたいと押す。

 芳林嫂と仲直りするため、街で彼女に贈る赤い布を買っていく劉洪。しかし、彼女の母から先ほど嫁ぎ先の隣村に向かったと聞き、慌てて追いかける。劉洪は芳林嫂を呼び止めるが、彼女はあくまで冷たい態度で接する。彼女の再婚を止めたい劉洪だがそれをどうしても口に出すことができず、赤い布だけを渡して去っていこうとする。その贈り物を見た芳林嫂は意固地になるのを止め、その布を頭にまとって来た道を戻る。

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劉洪の前で赤い布をかぶり、彼の気持ちに応える芳林嫂


劉洪は喜び、鉄道遊撃隊の軍歌を歌いながら、ともに村に戻る。

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芳林嫂の無言の回答に喜び照れ、歌を歌い出す劉洪


 一方、日本軍棗庄の治安を安定させ、高敬斎を取り込むため、中国通の松尾を派遣する。松尾の上官は中国人を理解するために『水滸伝』を研究することを勧め、中国人の「義の心」を理解し、これを利用するように言う。

 高敬斎は自宅に紅杏という一人の美女を養っていた。紅杏はかつて父を日本軍に殺され、唯一の肉親の妹・紫玉とも生き別れになっていたところを高敬斎に保護されたのだった。高敬斎は彼女のために妹の紫玉を探し、父の敵を討つことを誓い、彼女に結婚を申し込む。高敬斎のことを愛するようになっていた紅杏もそれを承諾する。

 盛大に行われる高敬斎と紅杏の結婚式。そこで民団のための武器が届いたとの報が伝わり、高敬斎は密かに確認に行く。しかし、そこに現れたのは黒服の男達を引き連れた旧友・松尾であった。

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(悪の)雰囲気たっぷりで登場する松尾
 


 高敬斎は松尾の正体が日本軍の特務であったことを知り愕然とする。松尾は民団を日本軍の傘下に置くよう迫り、高敬斎は「漢奸」にだけはなりたくないと突っぱねようとするが、松尾はすでにおまえは「漢奸」だと告げる。かつて高敬斎が松尾に教えた臨城や微山湖の国軍の状況は、日本軍の作戦に利用されていたというのだ。高敬斎は逃げ道が無いことを悟り、松尾の要求を受け入れてしまう。

 民団を日本軍の傘下に置く作業をしながら苦悩する高敬斎。紅杏は何か困ったことがあるのかと問うが、日本軍が父の仇である彼女に高敬斎は本当のことを言えない。そこに、知人だと言う二人の商人を名乗る男が訪ねてくる。

 不審に思いながら高敬斎が面会すると、二人の男はかつて彼が死に追いやった芳林の兄弟だと名乗った。高敬斎は驚き、自分は芳林が八路軍だと誤認していた、と釈明する。すると、二人の男は自分達こそその八路軍だと言い、鉄道遊撃隊政委の李正と副隊長の王強だと名乗った。

 李正は礼儀を尽くして高敬斎の抗日に対する意識を尋ね、高敬斎は話を合わせて自分の抗日の意識は人後に落ちるものではない、と主張する。

 

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