2015年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ

ランキング

« 『鉄道遊撃隊』13話再始動 14話客車の戦い あらすじ | トップページ | 鉄道遊撃隊13話~14話 感想 »

2012年3月17日 (土)

第三回金箒賞(最も失望させられた映画)が発表

 3月3日、去年に引き続いて今年の金箒賞が発表されたようです。

 この映画賞は中国版ラジー賞とも言われ、中国語映画(香港・台湾含む)の中から最も失望された映画や監督、俳優を選ぶというもの。栄えある受賞監督・俳優にはそうじに便利なホウキが授与されます。


 ・・・・・・・・・・・・しかし、せっかくの受賞式なのに去年と同じで会場にはノミネート監督や俳優は誰も来なかったとのことで、おそらくホウキは去年と同じく郵送で受賞者に贈られることでしょう。

 中国ネットの報道記事はこちらこちら




最も失望させられた作品部門



『战国』(『戦国』)、《杨门女将之军令如山》(『楊門女将軍之軍令如山』)、《关云长》(『関雲長』)


 となりました。どれも古装劇(近代以前が舞台の歴史劇)のようです。

 ちなみにブログ主はどれも見ていません。なので本来何とも言うことはできないのですのが、まあ何となく順当な結果かなぁ~と思います。にしても映画にタイトルが重要なのはわかりますが、『楊家女将軍の軍令は山のごとく(絶対)』って・・・・・・あまりにタイトルで説明しすぎるのもどうかと・・・・・・昨今の日本のライトノベルかい?(ちなみに楊家とは北宋時代に活躍した武門の一家で特に女将軍が多いことで有名。『楊家将』という古典文学の題材)。

 他にノミネートしたのは。『桃姐』『钢的琴』(『鋼のピアノ』)『赛德克·巴莱』(『セデック・バレ』)『最爱』『HELLO树先生』(『HELLO樹先生』)『郎在对门唱山歌』(『朗在対門唱山歌』)『夺命金』(『奪命金』)『那些年我们一起追的女孩』(『那些年我們一起追的女孩』)『星空』(『星空』)など。

 まあともかく「失望させられた」と言われることは、それなりに期待されていたことでもあり、また多くの人に見られた作品とも言えるのでしょう。

 一方で、これらのノミネート作はネット投票で選ばれるようですが、中国大陸では未上映の台湾映画『セデック・バレ』(日本植民地時代の抗日蜂起・霧社事件を描いた)がノミネートされていることに疑問の声もあるようです(見てないのにどうやって失望するのか?)。確かこの映画、台湾と中国大陸のネットユーザ間で論争になっていたような・・・・・・。

 ちょっと話はずれますが、この『セデック・バレ』、つい先日大阪アジア映画祭で上映され、見た人の反応を調べてみるとなかなか好評なもよう。上映が決まった時からかなり話題でしたものね。


 で、『建党偉業』がノミネートされなかったわけを考えてみると

  1. 期待はずれではなかった
  2. 期待していなかったので失望もしなかった
  3. 存在を忘れられた

・・・・・・個人的には「1」であってほしいですね。



審査員特別賞


『金陵十三釵』

 南京事件を描き昨年興行成績№1の作品(監督:張芸謀)が審査員からほうきを贈られてしまいました。これには審査員の個人的感情があるとかないとか書かれていますが、よくわかりませんでした・・・・・・。



最も失望させられた監督賞


高暁松(『大武生』 )陳勛奇(『楊門女将之軍令如山』)

 う~む、この二人のことは(も)よく知らないのでパス。

 ちなみに最も失望させられた俳優賞も可哀そうなのでパスします。



最も失望させられたアニメ映画
 


『西柏坡』

 ・・・・・・う~ん、「西柏坡」と言えば(中国人以外は)知る人ぞ知る革命聖地の一つ。解放戦争時代に延安を撤退した毛沢東ら共産党中央が新たに拠点をかまえ、解放戦争(第二次国共内戦)を指揮した場所です。で、こんなタイトルだからまず間違いなく革命時代の故事を使って子どもたちの愛国・愛党精神を涵養する、というアニメなのでしょう。

 ・・・・・・・と思って中国のネット百科・百度百科で調べたら案の定だった、しかも絵もあんまりな出来だった(今は50年代かよ)。納得の受賞結果である。・・・・・・ってみんなこれ失望する前提として期待してたのかよ!?



 さて、だいたい主な賞は以上の結果となったわけですが、冒頭でも書いた通り、3年連続で受賞会場に受賞者が現れなかったというわけで、ホウキは今年も郵送されます。この「わざわざ郵送で送りつける」という話を聞いた時はその性格の悪さに思わず感心したものですが、しかしさすが中国の映画監督たちも負けてはいません。

 去年のことですが、こちらで紹介されていた受賞監督たちの反応はなかなかのもの。

面白いのは受賞を知った馮小剛監督の反応で、受賞に怒るどころか、「なんで自分の単独受賞じゃないんだ。審査委員は優柔不断すぎるじゃないか」と文句を言い、「いっそのこと永世金の箒賞も取りたいものだ」と続けて、『非2』の脚本を書いた王朔も、今後はぜひ金の箒脚本賞も設けて欲しい、自分が映画の脚本を書いた年は必ず受賞したいと言ってると
わざわざ選出委員の1人に電話したという。
このユーモアがいかにも馮小剛と王朔らしい。
これに対して程青松は、「悪いけど1本に絞るのなら『大笑江湖』であって、『非2』ではないよ」と、こちらもユーモアある応酬。

 いやいや、中国の映画監督ってひねくれているというかいい性格をしている人が多いと思っていたけど、やっぱりというか、こういう点がすばらしい。少なくとも日本の映画監督でこんな賞をもらってこんなコメントを余裕で言える人が何人いるかというとあんまりイメージできないのだけどね。

« 『鉄道遊撃隊』13話再始動 14話客車の戦い あらすじ | トップページ | 鉄道遊撃隊13話~14話 感想 »

雑談」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1302395/44487196

この記事へのトラックバック一覧です: 第三回金箒賞(最も失望させられた映画)が発表:

« 『鉄道遊撃隊』13話再始動 14話客車の戦い あらすじ | トップページ | 鉄道遊撃隊13話~14話 感想 »