2015年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ

ランキング

« 中国映画・ドラマ私的ランキング2011(抗日・革命ものオンリー) | トップページ | 『金陵十三釵』総合情報&あらすじ »

2012年2月 2日 (木)

中/国/映/画/・/ド/ラ/マ/萌/え/的/キ/ャ/ラ/ク/タ/ー/ラ/ン/キ/ン/グ2011

 え~と、昨年もやった「自分が好きな中国映画・ドラマのキャラ&属性ランキング」という明らかにどこにも需要のない企画を今年もやります。「日本のアニメキャラ人気ランキング」とかだったら、多くの人が共通の知識があって需要もあるでしょうが、ただでさえマイナーな中国映画・ドラマ(しかも抗日・革命ものオンリー)のさらに出てくるキャラクターのことを語られたってみんな困るとは思いますけど・・・・・・まあ、個性的なキャラクターをさまざまな観点(「最強」とか「ツンデレ」とか)から紹介することで、中国映画・ドラマに興味を持つ人もいないとはお釈迦様でも言えないだろう、と自己納得して、やります。

 ちなみに「キャラクターランキング」は私の好きなキャラというミもフタも無いもので、属性というのは「最強」とか「熱血」とか「ツンデレ」とか痛々しいオタク的観点に基づくものです。「可愛い」キャラ部門なのに当然のように男しかいない点も気にしないでいただきたい。


対象作品(私が2011年に見た作品、2011年に放映されたものとは限りません)

映画:『建党偉業』『鉄道游撃隊』(1956年)『金陵十三釵』

TVドラマ:『中国1921』『鉄道游撃隊』(2005年)『地道英雄』『解放』『鋼鉄年代』


※注:以下の文章には極めてオタク的感性が充満しています。映画・ドラマとはいえ、実際の歴史を題材にした作品をそのような目で見ることに嫌悪感を感じる人はご注意ください。ちなみに下に行くほどひどくなります。一部腐女子的とも思える表現もあります。





私的萌えキャラ


 今年もいきなり超個人的な話題から。興味無い人はスルーしてください。


5位 上島太郎@『地道英雄』

(俳優:翁華栄(日本)./オリジナル人物)

Photo

「我が上島家は代々詩人の家系なんだがなぁ~」


まさか、私が日本軍人役を選ぶ日が来るとは・・・・・・。詩と音楽を愛し、(自分より階級が上な)弟をサポートし、友情と恩義に厚く、戦争自体には疑問を持ちながら、弟を守るためにあえて戦うという人。その中庸な考え方は好感を持てるし、「彼なら民衆にひどいことはしないだろう」と抗日部隊からもある意味信用されてるし、穏やかそうなとぼけた顔して実は強くてキレ者・・・・・・となかなかおもしろい人物。


4位 林/彪@『解放』

(俳優:由立平/歴史人物)

Photo_2

「戦場からはるか離れた場所から言うのはさぞ簡単なことだろうな」


 選考理由は昨年と同じ。

①林/彪だから

②可愛いから

③ブログ主が私だから


 ただ、今年は林/彪の活躍作品を『解放』しか見ていなくて、『解放』の林/彪の活躍はさほどでも無かったので4位に(もちろん私の中で歴史上の林彪は永久欠番の1位だけど)。

 しかし、『解放』中でも名場面はいっぱいあります。特に「林/彪は毎日4時間、微動だにせず壁に貼った地図を眺め続けている」ネタもあってキターッ!!!って感じ。林/彪司令部(東北野戦軍)の作戦会議がお通夜の会場みたいに暗くて空気が重くて司令部のみんなの胃に穴が空きそうな雰囲気なのもちゃんと描かれているのも良かった。ほんと、画面で見ているだけなのに押しつぶされそうな空気の重さが伝わってきましたです(べつに戦況が悪くて緊迫している、というわけじゃなくて、デフォで林/彪の周りは暗くて重くて静寂に包まれている)。

 由立平の演じる林/彪は、ボソボソ喋りでいい感じ。あと、作戦に関係のあること以外は、よけいなことは一言も喋らないのも林/彪らしい、と思います。↑で示したような「よけいな一人言」を言うのはよっぽどのことですね。


3位 王強@『鉄道游撃隊』

(俳優:張立/オリジナル人物)

Cap1291

「太君、どうぞ私を殺してください! 彼らは何も関係ありません!! 彼らを許してください! 太君!!」


 完璧超人な主役の劉洪に比べて、王強は少々臆病&優柔不断な面があるが、そんな完璧ではない人間が勇気と智恵をふりしぼって危機を打開し仲間を救う姿こそかえって共感を呼ぶというもの。また、「漢奸」と罵られ、計算高い金山にさえ完璧に信じられるほどにプライドを捨てて日本人にへりくだり、洋行の内部スパイの任務をこなす忍耐力は並大抵のことではない。

 王強のことを「従順で都合のいい支那人」と見下していた洋行の金山は、やがて信頼どころかむしろ彼に精神的に頼るようにまでなる。それは王強の正体が憲兵にばれてバックられ、自分が憲兵に逮捕される事態になった後も王強に利用されていたとは全く信じることができなかったほど。それに対して物語後半の王強ときたら「金山社長はお元気ですかね? 彼はずいぶん私達を助けてくれましたからねぇ」といけしーしゃーと言うほどのなかなか鬼畜な男に成長(?)してたり(←このセリフは憲兵隊長の岡村を挑発する目的だったけど)。そしていつの間にか政治委員の李正も誰かと交渉する際には、必ず王強を同行させるなどすっかり鉄道遊撃隊の参謀役としての地位を確立した。


2位 粟/裕@『解放』

(俳優:劉鑑/歴史人物)

Photo_3

「ああ、まったく、君もばかだね。私がその粟司令だよ」

「はいはいはい、わかりました。じゃあ、私が足の方に頭を向けて寝ますから。それでいいですね?」


 もう『解放』の劉鑑演じる粟/裕が可愛いのなんの。動作、表情の一つ一つまでが計算され尽くした可愛さ。

 それでいて軍事面では凶悪なほど強い。さすが林/彪と並んで解放軍の勝利の女神である(一部表現がおかしいが、気にしないでほしい)。どうやら『解放』では閃き型の天才として粟/裕を捉えているらしく、彼が何か打開策を閃く時は明らかに心の深い場所にでも一瞬トリップしているように描かれているのだが、この時の劉鑑の演技がまたいい(↑画像参照)。私的にはそういうトリップ型の天才は林/彪の方だと思うけど、こういう粟/裕もよし。

 でもそういうふに時々何か別の世界に行ってしまうタイプの天才と言っても林彪のようなアンバランスさは無くて、普段の粟/裕は愛嬌のあるバランスの取れた愛され型な人格なのだろう。特に(以下自主規制の反転)陳/毅との熟年夫婦ぶりベストコンビぶりが萌える。明らかに陳/毅のそばにいる時とそうでない時の笑顔の頻度はもちろんその質さえも違っている。


1位 李正@『鉄道遊撃隊』

(俳優:劉長純/オリジナル人物)

Photo_4

「同志達よ、会議には会議にふさわしい場がある。みなも知っての通り、我々はまもなく共産党と八路軍の指導の下、武装して革命を行う。酒を飲みながらの会議など、これではまるでヤクザ者のようではないか」

(松尾「何を笑っている?」)李正「あなたのことを笑っているのですよ。なんと近視眼的な、とね」


 「正しいことしか言わない男」(by50年代中国の批評家)、歩く革命倫理、共産党の擬人化、鉄道遊撃隊のアイドル、政治工作に長じているだけでなく男女の仲の機微にも通じ子守りもできるスーパー政治委員・李正様・・・・・・と、ドラマを見ているうちにいろいろな呼び名をつけてしまった鉄道遊撃隊の政治委員(政委)。

 鉄道遊撃隊に赴任した当時は、そのマジメさと教条主義者ぶりで空回りばかりしていたが、いつの間にか隊員たちのハートをがっちり掌握。戦闘においては、直接戦闘は他の隊員にまかせて司令塔&皆の精神的支柱役になるが、なぜかそれがまるで部隊の紅一点的なおいしいポジションに見える。たぶん隊員みなに愛されている。

 しかし、純戦闘員ではないもの二丁拳銃の使い手だったり、「まるで娘さんのような柔らかい手」と評される細腕ながらなぜか腕力は隊員随一だったり、大の男が渾身の力で振り下ろした丸太を真剣白羽取りで受け止めたり、あまつさえ銃で撃たれて重傷を負っても驚異的なスピードで戦線復帰したり、とその秘めたる力は計り知れない。

 マジメ一辺倒で革命以外に興味が無いような顔をして、ちゃっかり美人な幼妻(?)を持っているというぬかりの無さ。弱点と言えば酒が飲めないことだが、それも革命のためなら根性で二升瓶を飲み干すというまさしくTHE・共産党員と言うべき男である。


番外 蔡/鍔@『建党偉業』

(俳優:劉徳華/歴史人物)

56634212201108211036489189511534437

 ベスト5には入らなかったが、紹介したいのでもう一人。元々袁世凱の下にいたが、彼の帝政復活に反対して離反、護国戦争にて袁/世/凱の野望を挫いた人。

 袁/世/凱が彼を笑顔で(精神的に)いたぶっているような場面もあったが、まあそれもこれも蔡/鍔が袁/世/凱のS気を大いに刺激するようなキャラだから悪いんだな。その場面で、蔡/鍔の飼っていたコオロギが籠の中から逃げる描写があったが、あれはきっと蔡/鍔が袁世凱の束縛から逃げるという暗示だろうなぁ~、んで袁/世/凱が水槽から金魚をすくい上げ手の中で弄ぶ描写における苦しむ金魚は蔡/鍔のことかな? (って言うか、蔡/鍔はマジで袁/世/凱に軟禁までされているらしい) でもこの後、蔡/鍔は袁/世/凱を打ち破ることになる。

 蔡/鍔によって皇帝の夢を破られた袁/世/凱はお花に包まれて死ぬのだが、(映画では語られなかったものの)蔡/鍔もまるで後を追うように半年後に結核で亡くなっているというからいろいろスゴイ。・・・・・・ああ、この二人でサンホラの「恋人を撃ち落した日」を使ったMAD作りたい。



最強キャラ


 昨年は人外魔境なキャラが揃った「最強キャラ」ですが、今年は一応これでも人間レベル、かな? ちなみに単独戦での強さを基準にしています。使用武器は銃まで。


3位 山口大佐@『鉄道遊撃隊』 武器:松葉杖

(俳優:計春華/オリジナル人物)

「貴様っ、何奴!!」


 山口大佐は元憲兵の大物だったが、負傷により足が不自由になってからは第一線を引いていた。しかし、この山口大佐、松葉杖が無ければ歩けない身体ながら、劉洪&王強の二人がかりでやっと倒せたという強敵。なぜなら・・・・・・

Jpg11

左の白い着物が山口大佐

 松葉杖でジャンプしたり回転したり、剣戟を受け止めたりできる人だからだ!!・・・・・・・そんなばかな。(ちなみに↑画像の空中回転も足でジャンプしたのではなく、松葉杖と腕の力を使っての所業)


2位 朱/徳@『建党偉業』 武器:歩兵銃

(俳優:寥凡/歴史人物)

Photo_6

「敵司令官の呉とは誰ですか?」


 袁/世/凱の帝政復活を阻止するための護国戦争にて蔡/鍔陣営にて戦う若き日の朱/徳。しかし、敵の砲撃と機関銃の前に蔡/鍔軍は手も足もでず、ついに騎馬隊の朱/徳も落馬してしまう。
だが、銃を拾い上げた朱/徳は砲撃手を次々と狙撃することで、敵の砲火を無力化! 朱/徳無双!! って言うか朱/徳が手にしたとたんアサトライフル並みの性能を発揮しだす普通の歩兵銃!!!


1位 李九@『鉄道遊撃隊』 武器:徒手空拳

(俳優:王志鋼/オリジナル人物)

Jpg13

「こんな簡単に成功してはおもしろくもなんともない」


 ツワモノ揃いの『鉄道遊撃隊』の中にあってさらにチートキャラな<飛賊>李九。席から立ちもせず、襲ってくる十数人の敵を投げ飛ばすことなど朝飯前である。

 チートキャラらしくどこの陣営にも属さず、気が向いた時にたった一人で日本軍をかく乱する。ある時、李九は町の連中と「日本軍から軍馬を盗んでこれるかどうか」の賭けをする。日本軍将校の服を盗んで変装し、怪しまれずに正門から堂々と侵入した李九だが、これではおもしろくない、と警備兵の前で自ら正体を暴露。わざわざ日本軍に追われて楽しんだあげくまんまと危機を脱する、となんとも酔狂な男なのである。



敵にまわしてはいけないキャラ


3位 袁/世/凱@『建党偉業』

(俳優:周潤発/歴史人物)

Jpg14

「私がもっといいものを買ってやろう」


 まあ、なんか怒らせたらフツーに怖そうですね、この人。味方でもなんか離反しそうな奴には真綿で首をしめてくる、みたいな。


1位 周/恩/来@『解放』

(俳優:劉勁/歴史人物)

Photo_7

「それは単に蒋先生個人のお考えにすぎません」


 ・・・・・・まあ、理由は深くは聞かないで欲しいけど、なんか怒らせたらフツーじゃなく怖そうですね、この人。ちなみに『建党偉業』の周/恩/来にも進呈。


1位 李正@『鉄道遊撃隊』

「しかし、言葉だけでなく行動でも示していただきたいものですね」


 周/恩/来と同点1位。現実では周/恩/来の方が持っている権限的な意味で敵に回してはいけない相手だろうけど、李正様も充分怖い人だと思う(gkbr)。初対面の際に魯漢から「まるで娘さんみたいなヤワな手だな!」と言われた時の密かな怒りっぷりがなかなか恐ろしや~。



けなげキャラ


3位 張/勛@『建党偉業』

(俳優:陶澤如/歴史人物)

Jpg17

「はっはっはっ~皇上~」


 辛亥革命後、清朝を復活すべく動き、短期間とは言えラストエンペラー溥儀を再即位させた男。一応、劇中では清王室と溥儀へ深い忠誠心を抱いているという設定。その忠誠心の深さは、溥儀によって辮髪に凧をくくりつけられても怒らないどころか、子ども皇帝を喜ばせるため辮髪凧揚げをやってしまうほどである、いい年して・・・・・・ある意味けなげと言えるかもしれない。


2位 李/大/釗@『建党偉業』

(俳優:張嘉譯/歴史人物)

Jpg18

李大釗(左)と陳独秀

 口をきく暴走列車、走る火の玉な陳/独/秀を支えて幾星霜。どんな時でも陳/独/秀を優しく受け止め、そのすべてを受け入れていた李/大/釗もまたけなげキャラの資格は充分である。


1位 崔団長@『鉄道遊撃隊』

(俳優:張呈祥/オリジナル人物)

Jpg20

「二年前のことだ。ある男がこのハサミで列車からワシと部下たちを助けてくれただ。この数年、ワシはずっとその命の恩人を探し続けておるが、いまだに見つけることができなんだ」


 『鉄道遊撃隊』第1話にて、この崔団長は日本軍の捕虜となり列車で護送されているところを偶然劉洪に救出された。劉洪は彼らの縄を解くためハサミを与え、そのまま両者はバラバラに日本軍の追撃から逃げそれっきりになっていた。

 敵に捕まりもう終わりかと絶望していたら、突然王子様が現れて颯爽と敵を倒し、何処かへと去っていった・・・・・・シチュエーション的にはまさしくこんな感じ。そして崔団長は2年も経つというのに、ただ一つの手がかりを大事に保管し、あの時自分を助けてくれた「ハサミの君」を探し続けていたというのだ・・・・・・くぅぅぅ、おっさんのくせに何と言うロマンチスト・・・・・・いや、おっさんだからこそロマンチストなのか? しかも、その「ハサミの君」に会うためにそこらへんの情報に通じていそうな青年にポンっと中隊長の地位を与えてしまったりする。

Cap1282

王子様(劉洪)に救出される崔団長(右)

 もういっそ、これこそケナゲと言っていいだろう。おっさんがけなげということで倍率ドーンだ。しかもこのおっさん、なまりがものすごい。おっさん+方言+けなげというなかなか無敵キャラである。



 以下、しばらく1位のみ。



HOT・熱血キャラ


1位 陳/独/秀@『建党偉業』

(俳優:馮遠征/歴史人物)

Jpg16

「同志達よー!!」


 熱血と言えばこの人。中国共産党の創始者は、いくつになっても火の玉な心を忘れない。ただ、『建党偉業』の陳/独/秀はややおとなしい。例えば同じく共産党創生期を扱った映画『開天僻地』では、陳/独/秀は警察に捕まった時に自分を殴った警官を後先考えずに殴り返しているのだが、『建党偉業』ではおとなしく捕まっているなど。それでも劇中のアジ演説の熱さはさすが、と言ったところ。



根暗キャラ


1位 林/彪@『解放』


 ・・・・・・他に誰が? 『解放』でも暗くて空気が重くて静かすぎる林/彪司令部の様子が描かれていた。見ているだけで、画面のこっち側の重力まで変わったかのような重苦しさ。でも林彪の周りではこれがフツーなので、周りの人はそう気にすることもない。



天然キャラ


1位 毛/沢/東@『建党偉業』

(俳優:劉燁/歴史人物)

Photo_8

噂の可愛い転校生(違う)は教室で注目の的(でも当人は不思議ちゃんなので気にしてない)

「寄付金を募りに来たのです」


 お姫様、白百合、子犬ちゃん・・・・・・などなどあちこちの感想レポででそのような二つ名を欲しいままにした『建党偉業』の毛/沢/東。毛/沢/東の脱偉人化が著しい昨今の中国、加えていろいろごまかしたい場合は、天然化&お姫様化を推進していくしかなかろう。そういうわけで、最近の革命ドラマの毛/沢/東はお姫様で天然不思議ちゃんと化しているのだが、『建党偉業』の毛/沢/東はその一つの極北に行き着いた。

 やはり毛/沢/東を主役にしたTVドラマ『中国1921』の毛/沢/東もなかなか天然不思議ちゃん度が高かったが、やはり劉燁演じる白い肌と雨に濡れた子犬の目を持つ毛/沢/東の方がインパクト上。




 以下、(ますます)やばい内容になります。




美人だったキャラ


 美しかったキャラのほとんどが男性であることはデフォです。ちなみに「美人」と「イケメン」は異なる概念です。


3位 周/迅@『建党偉業』

(俳優:王会悟/歴史人物)

Jpg1

 共産党結成大会に参加した李/達の妻として、大会を陰ながら支えた女性。ちょっとダサイ感じのメガネ女だったが、警察の手入れから脱出した第一回メンバーらが船の上で結党した際、神々しいまでの姿で画面に映った。

 まさしく、共産党第一回大会にメガネっ娘の女神を舞い降りた! という感じである。なんか後光射してきそう・・・・・・。私的にはこの場面で彼女は祖国中国のメタファーとして描かれているんじゃないかとも思うが、どうなのだろう?


2位 李教官@『金陵十三釵』

(俳優:[イ冬]大為/オリジナル人物)

Photo_9

 李教官は国民党の将校にして狙撃手。南京脱出間際で、日本軍に追われる女学生を助けたものの部下は全滅。部下の無念を背負った彼は、女学生を救うためにたった一人の戦争を始める・・・・・・。

 って、竜紹鉄@『狙撃手』in南京かよーー!!?? というキャラでした・・・・・・。だって無口&無表情+一騎当千の狙撃手+国民党将校+血まみれ泥まみれな姿が映える+部下が全滅して一人生き残る+子どもには優しい・・・・・・どこからどう見ても竜紹鉄です、本当にありがとうございました。実は李教官が37年の南京で生き残って、40年の山西の国民党軍で活躍したんですか? って感じだ。

 で、やっぱり[イ冬]大為が国民党の軍服着て(しかも今度はコート付き!!)血まみれになる姿は文句なく美しすぎるということ。特に画面で見ると、女学生はもちろん、娼婦たちにもクリスチャンベールの神父だって足元に及ばない戦慄(血まみれ的な意味で)の美しさです


1位 周/恩/来@『建党偉業』

(俳優:陳坤/歴史人物)

Jpg15  

 中国近現代史四大美男子にして演じるのは華流美人スター・陳坤という無敵コンボ。とあるブログで「監獄の黒バラ」(ちなみに毛/沢/東は別所で白百合に喩えられていた)と言われていたのも納得の美しさ。・・・・・・なのに出番は3分にも満たないという宣伝詐欺(宣伝ではメインキャスト扱いだった)。


番外 蒋/介/石@『建党偉業』

(俳優:張震/歴史人物)

Photo_10

 ・・・・・・いやぁ、1位にしても良かったんだけどね~、って言うか真・1位

 なぜ彼がこんなかっこうをしているかというと、実は『建党偉業』は変身青年蒋/介/石が魔法のステッキで革命戦士・ナースシスターに変身し、革命(って言うか義兄の陳/其/美)の敵を倒していくという話だから・・・・・・・・・。

 すいません、嘘です。実は病院に入院中の(陳/其/美の)政敵を殺すため、ナースに変装して忍びこんだわけです、速攻でばれたけどね。カトリック系病院なのでナースがシスターのかっこうをしているため一粒で二度おいしい。



可愛かったキャラ


もちろん「美人」と「可愛い」は別の概念です。これまた男ばかりですが、気にしてはいけません。


3位 陳盛莉@『地道英雄』

(俳優:陳少芸/オリジナル人物)

Photo_11

 李崑崙の武工隊に派遣されてきた女性指導員(共産党軍で連隊以下の部隊に派遣される政治工作員、連隊以上だと政治委員となる)。

 メガネっ娘。白い上着を着ると、まるで白衣を引っかけた理系女子または理科の女教師みたいに見えてなかなか可愛い。性格はキツくマジメだが、そうやって怒った顔も理系女教師だと思えば、一種の萌えだろう。


2位 李正@『鉄道遊撃隊』

Cap1323

 何かと怒らせちゃいけないキャラだったり、ぬかりなかったり、ただ者ではない李正だが、でも可愛い部分もけっこうある。炭焼き場の会計係に変装して活動する際に、地位にふさわしいきれいな服を着せてもらった(←なぜか別人が着せてあげていた)時、「こんないい服、私には似合わないよ」と内心密かに喜びながら、照れ隠しではにかんで笑う様子はかなり犯罪ものである。むしろ完璧人間が、たまにだけ見せるこういうちょっとした可愛さはポイント高い。・・・・・・って言うか、私当時このあたり「李正かわいいーー!!」ってツイートしてたよ・・・・・・・


1位 粟/裕@『解放』

Photo_12

 いや、これはもう役者の劉鑑の勝利だなぁ、と。粟/裕が画面に出てくるたびに、「うわぁ、可愛ぇぇ~」と危ない言葉を呟かずにいられないブログ主です。

 自転車に乗っている姿、ボッーと座り込んでいるように見えて考えごとをしている姿、司令部の皆に作戦説明している姿・・・・・・あらゆる動作が可愛く見えるという驚異的なキャラである。

Photo_13

表情はどちらかと言うとあまり変化は無くむっつりしていたり、ボッーとしている時が多くてそれはそれでいいのだが(←これは実は頭を働かせている場面なのだが)、それも陳/毅と一緒になるとい一変する。非常に愛嬌のある笑顔が多くなるのはもちろん、全体的に表情が柔らかく生き生きとしてくるし、バリエーションも増えて少女のようにくるくる表情が変わるのがまた愛らしい。



ツンデレキャラ


 ・・・・・・なんか私は「ツンデレ」を「好きな相手に素直になれず、逆の行為をしてしまう」ことと同義で考えているような?


3位 麦草@『鋼鉄年代』

(俳優:姜宏波/オリジナル人物)

Photo_14

「うちの<猫>がこの家に入るのをはっきりと見たのよ」


 運命のすれ違いから、夫が生きているのに再婚してしまった女性。夫婦であった遠慮の無さから元夫の尚鉄竜に対し遠慮なくキツい態度を取る一方、男一人暮らしの彼のために食事の用意をしてあげたり、あまつさえ尚鉄竜が別の女性といい雰囲気になると邪魔に入るという・・・・・・いや、あんた自分が再婚してしかもよりを戻す気がないなら、元夫の新しい恋愛を妨害するなよ・・・・・・。


2位 魯漢@『鉄道遊撃隊』

(俳優:韓福利/オリジナル人物)

Photo_15

「・・・・・・政委、俺・・・俺・・・・・・」


 元々ヤクザ者な連中の集まりだった鉄道遊撃隊の中でも特に荒くれもので自由気ままでアル中だった魯漢。それが共産党から政委・李正が派遣されたことで、さまざまな「規律」に縛られることになり、李正に対して不満を募らせたびたび衝突することに。その様子はまるでエリート学校から不良校に転任した教師と札付な問題児のよう。李正は鉄道遊撃隊のアイドルで、当然魯漢も本当は彼のことが大好きなのだが、どうにも素直になれず暴力まで振るいかけてしまう(まあ、李正の方が強いが)。まさしく、好きな子をいじめてしまう小学生男子です。でも後々反省して一大決心で謝りに行って無事にデレ期に突入。


1位 楊寿山@『鋼鉄年代』

Photo_16

新中国名物・謝罪プレイ

「今度の北京行き、みやげは何がいいと思う?」


 ツンデレというよりちょっとヤンデレの気があると思うが・・・・・・とにかく彼はもう一人の主人公である尚鉄竜にちょっかいをかけずにはいられない。普通の人から見れば、尚鉄竜は楊を嫌いぬいているんだから楊の方も触らぬ神に祟りなしで放っておけばいいのに、と思うだろうが、楊は尚鉄竜につきまとう。尚鉄竜の怒りを買うのはわかりきっているのに、いやだからこそそうすることによって彼の関心を自分に留めておきたい、という本音がみえみえ。

Photo_17

 特に朝鮮戦争のおり、尚鉄竜が前線支援のための寄付金の足しになれば、と大事にしていた解放軍時代の勲章を質に入れてしまう場面にて、楊寿山はそんな彼の後をつけ、売られた勲章を密かに買い取って後々尚にみせびらかす・・・・・・というもうなんの病気かわからない行為をしているのである。



好兄弟部門


 最後は、私の趣味全開ということで。兄妹も好きなのですが、今回は兄弟しかいませんでした。


3位 李昆中(兄)・李崑崙(弟)@『地道英雄』

Photo_18

左が兄、右が弟

「太君。俺の弟は家を潰してしまうようなどうしようもない弟ですが、もし俺が犠牲になってあいつが助かるなら、俺は喜んで死にますよ。いつの時代でもどこの国でも兄弟ってそういうものじゃないですかね」


 しっかり者の弟とダメダメな兄という組み合わせ。どっちが「兄」なんだかまるでわまからない・・・・・・って言うか、こんな兄はちょっと嫌かも。でもこんな兄でも弟の危機には身を挺する覚悟が決めているだなぁ。


2位 愛新覚羅溥儀(兄)・溥傑(弟)@『建党偉業』

Photo_19

Photo_20

 ラストエンペラーな兄と皇弟・子どもバージョン。破壊的なまでに可愛いが、こいつらはとんでもないクソガキである。

 ↑は臣下が自分に拝謁している隙に弟に「イタズラ」の指示を出す溥儀。それに応えて臣下の辮髪に凧をくくりつけ、他の臣下たちには黙っているよう指示する溥傑の図である。跪いて許しを請う大人に寛大な態度を示して自分に注意を向けさせながらこっそり大人をおもちゃにして楽しむという・・・・・・綺麗な顔ゆえにちょっと悪魔的な感じがする兄弟でした。しかし、兄弟仲はかなり良いらしいのがちょっと萌え。


1位 上島太郎(兄)・上島次郎(弟)@『地道英雄』

Photo_21

左が兄・右が弟

「自分が兄さんに隠し事をするとでも思っているのですか。それに自分は兄さんの上官ですよ、兄さんに聞く権利はありません」「なら兄として聞くが、おまえ本当は何か知っているんじゃないか?」

「・・・・・・兄さん、もう俺を困らせないでください」「なら、真実を話したらどうだ」「真実? 真実って何ですか? 戦場に真実なんてあるんですか!?・・・・・・戦場にあるのは現実だけです」

「そうです、私が山木一郎を撃てと命令しました。・・・・・・今は後悔しています。後悔するとは思ってもいませんでした。私はただ、兄さんのような立派な帝国軍人になりたかっただけなんです。」「・・・・・・俺はおまえの言うような人間じゃないよ。げんに今日だって、おまえに助けられたじゃないか。・・・・・・・・・・・・山木も天皇陛下のためにその身を捧げたんだ・・・本望だろう。・・・・・・次郎、生きて日本に帰ろうな」


 
弟が兄より上官!! これだけで充分すてきなすぎる設定ですな。でもいくら階級を振りかざしても、結局弟は兄にかなわないのもお約束。上官ぶっていても余裕の無いのは弟の方です。

 ひたすら厳格で典型的な「帝国軍人」を目指す弟と軍人のはみだし者でリベラルな兄。戦争に対する考えや太郎の親友の山木の死を巡って(軍のために次郎が殺害した)兄弟ですれ違いまくるのも良い展開。

 そして、物語中盤にて、兄の危機に対して次郎が軍人としての規律より兄を救出する方を優先した、という経緯があって、この戦争は間違っていると考えていた兄の方も弟と一緒に生きて日本に帰るためにいこの戦争に勝利しなければならないと考えるようになったり、次郎自身も山木を殺したことを悔やんでいるのを悟って本心とは違うことを言って弟を慰めたり、という展開もまあその考えに同意はできないが、納得の展開だろう。

Photo_23 

 とりあえず、武工隊の人質から解放された太郎を次郎が抱きしめるシーンとその後兄弟二人で腹を割って話し合う場面はかなり萌えです。




 と、いうわけで長々と失礼しました。でも今年は対象作品が少なかったせいもあって、去年ほどのバケモノインパクトはなかったですね。

« 中国映画・ドラマ私的ランキング2011(抗日・革命ものオンリー) | トップページ | 『金陵十三釵』総合情報&あらすじ »

雑談」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1302395/43920558

この記事へのトラックバック一覧です: 中/国/映/画/・/ド/ラ/マ/萌/え/的/キ/ャ/ラ/ク/タ/ー/ラ/ン/キ/ン/グ2011:

« 中国映画・ドラマ私的ランキング2011(抗日・革命ものオンリー) | トップページ | 『金陵十三釵』総合情報&あらすじ »