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2011年3月24日 (木)

『狙撃手』2話~3話

あらすじ

竜紹鉄を調べる文軒は、竜の父が元軍閥の将軍で退役後大地主であったこと、妻の蘇雲暁と彼が同郷の上、ドイツの軍事学校で同学であったこと、そして恋人であったことを突き止める。文軒は情報が漏洩していた先の作戦で竜一人が生還できたのは、彼こそがスパイだからではないかと疑う。また、彼が死んだと思わなかったら彼と結婚していたのか、と文軒は妻に尋ねるが蘇雲暁は答えない。

一人、銃の整備をする竜紹鉄は四年前の惨劇を思い出していた

……ちょうど竜と蘇雲暁が一緒に帰郷していた時、村が日本軍に襲われた。彼らは竜が優秀な狙撃手であることを知っており、村人の命と引き換えに日本軍への協力を迫った。しかし父は息子を漢奸にするのを防ぐため自ら殺され、結局村人も虐殺され、そして竜も混乱の中で負傷し村人達とともに埋められた。しかし、竜自身は一人、死の淵から蘇生してしまった……

 一方、八路軍・林団では大春が日本軍の陣地に忍び込みたいとの希望を林団長に伝える。日本軍ならあの「小さな鏡のついた銃」も持っているに違いないと大春は主張するが、林団長は彼の英雄主義を批判する。そこに段旅から武器の援助が来たとの知らせが届き、大春は段旅がまた八路軍に作戦の協力を求めているのだろうと予想する。

 蘇雲暁は夫が竜にスパイの容疑を抱いていることを伝え、竜紹鉄に軍を辞めるよう忠告する。取り合わない竜に対し、蘇雲暁は銃を向けて退役を迫るが、逆にすでに文軒と結婚しているのになぜいまだに自分にかまうのか、と竜に問われてしまう。

段旅長は竜紹鉄をスパイ視する文軒に彼がいかに優秀で信頼できるか話すが、文は自分の考えを譲らず二人は対立する。

林団は段旅から旅主力が転移する作戦への協力を求められる。林団長は大春に、伏撃戦によって段旅の一部隊と協力するよう命じる。大春は国軍との共同作戦に不満を持つが、彼以上に不満で口々に文句を言う部下たちに対しては国共合作を尊重するよう叱る。

 竜紹鉄は段旅長に再び退役を願い出るが、逆に明日の転移作戦で部隊を率いて日本軍を阻止し主力が転移する時間を稼ぐ任務を与えられる。竜は、眠れない夜が続いている,二度と戦場には出たくない,自分は狙撃を学んで単独行動はできるが部下の命を預かることはできないと拒否するが受け入れられない。

 

さらに自分が率いるのが戦場に出たことのない十代の新兵たちだと知り、彼らを殺すつもりかと再び旅長に抗議に行くが、旅長は他に老兵をつける,八路軍にも協力を要請していると竜をなだめる。竜紹鉄はこの任務が終わったら自分の退役を認めてくれることと引き換えに引き受ける。


 日本軍・大野連隊には、大野の要請に応え、狙撃手・芥川拓石が派遣されてきた。芥川は、到着早々、先の作戦で竜紹鉄に射殺された日本兵たちの遺体を確認する。君の腕前なら「シナ」の狙撃手など敵ではない、と言うが、芥川は竜紹鉄は油断ならない強敵と言う。芥川は、ドイツで竜紹鉄を教えた教官とは知り合いだったため、彼の強さをよく理解していた。大野は、例え技術的には同じ力でも精神面では芥川が勝る、と言う。

 竜紹鉄に与えられた老兵たちは皆悪ズレしており、また「竜の部下は生きて帰れない」という噂のため彼を嫌悪し、名前を呼ばれても無視するなど反抗的な態度を取る。竜は厳しい態度で望むが、とても彼らを生還させる自信がないとますます暗澹たる気持ちになる。

 大春は国軍との共同作戦の準備で、連長らしくふるまおとするが、幼い頃の自分を知っている炊事係の胡子叔からは、昔ながらの子ども扱いを受けて少々ふてくされる。


 文軒は
4年前に竜紹鉄と蘇雲暁の村が襲われた事件で、日本軍が彼が帰郷する日程を知っていたことに不信感を抱く。それを知った蘇雲暁は激しく反論するが文軒は譲らず、さらに竜の父親にも漢奸の疑いをかける。

 竜は新兵の中から連れていく者を選ぶが、石頭という少年が熱心に志願し、彼も作戦に参加させることにする。

A21

自ら参加を志願する少年兵・石頭

 一方、老兵の銭国良方儀球は、竜は部下を犠牲にすることで生き残ってきたと信じ、方儀球は地方軍に雇われるため脱走する。方儀球の脱走を止めなかった銭国良を竜紹鉄は責めるが、銭国良はふてぶてしい態度で返す。逆に前回の作戦で竜と一緒に行った自分の17歳の従兄弟は何故死んだのか、「あなたは一人だけ帰ってきたのに」と静かに竜に問う。

 

翌日、文軒は竜紹鉄を監視するため、部下の張脆を竜の部隊に入れる。さらに石頭の失敗を巡って竜紹鉄と銭国良の間で争論が起こり、部隊の雰囲気は最悪となる。銭国良は竜が「部下を身代わりにして生き延びてきた」と非難し、竜紹鉄は全員を生きて連れ帰ることを約束する。

 大野旅団長に信頼された芥川は、極秘情報によって竜の居所を知り、一人そこへ向かう。所定の位置についた八路軍の大春は双眼鏡で国軍の陣地を確認し、協力の相手が先日の男(竜紹鉄)であったことを知る。

 竜紹鉄はみなに塹壕堀を命じるが、その命令に疑問を持ち再三指示を無視した杜占明を殴り、反抗的な老兵たちにも強硬な態度で挑む。その一方で、けなげに自分を慕う石頭を気遣う。

 狙撃地点に着いた芥川は狙いを定めるが、突然現れた正体不明の狙撃手に逆に攻撃され、竜を仕留めそこねてしまう。大野は芥川が待ち伏せされたことを知り、竜の部隊と大春の部隊に攻撃をしかける。

日 本軍のすさまじい砲撃にパニックになる新兵たち。さらにそこに芥川の狙撃が襲う。竜は老兵たちや八路軍のサポートを受け日本軍の猛攻を必死に防ぐものの、パニックになった杜占明が塹壕から飛び出してしまう。彼を救出しに塹壕から出た竜を芥川は狙い撃つが、またしても謎の狙撃手に邪魔されてしまう。

A22

謎の狙撃手と戦いながら竜紹鉄を狙う芥川

 

竜紹鉄は新兵たちを守るために彼らを戦闘には参加せず、塹壕の中で老兵たちに弾を支給する役に徹するよう指示し、自身は芥川を攻撃。砲撃の中、竜、芥川、謎の狙撃手の三つ巴の狙撃戦が展開される。




感想


 まず文章だけのあらすじではわからない箇所の解説を。

竜紹鉄の新しい任務→なんだか旅主力が転移する間、待ち伏せ攻撃で日本軍の侵攻を阻止じ時間をかせぐ任務らしい? しかし、塹壕掘って(←このへんよくわからない)そこで日本軍待ち伏せるつもりだったのに、何故かその場所が日本軍に正確に把握されており、芥川の狙撃と日本軍の猛攻にさらされてしまったという流れ。

 八路軍(この場合大春率いる部隊)が竜紹鉄の部隊をサポートするらしいが、だからと言って大春部隊は竜の指揮下に入るわけでもなく、同じ場所にもいなくてもいいらしい。

謎の狙撃手出現→段旅からの漏洩情報で、竜紹鉄の居場所をつかみ狙撃しようとする芥川。竜は狙われていることに気付くべくもなく、あと一歩で殺されるところだったが、全身を軍用フードで隠した謎の人物が現れ、逆に竜に照準を定める芥川を狙撃。その銃声で竜も狙撃手の存在に気づき、塹壕に隠れる、という展開

 さて、第一話が怒涛の流れで視聴者を引き付けたのに対して、二話は人物の置かれている状況や各人物同士の関係の説明、といった感じでちょっとゆるい流れ。

かつて自分が日本軍への協力を拒んだため村人が虐殺されたという竜紹鉄の記憶は、竜という人物を描くのに極めて重要な要素なはずだが・・・その肝心の回想に出てくる日本兵の日本語が発音も言葉の使い方もおかしすぎて・・・・シリアスな場面が台無し(汗)。や、中国の視聴者にとっては、下に中国語の字幕が出てくるからいいんだろうけど。見ていて超悲劇的なシーンなのにここは笑うところなのかと思うぐらいおかしいよ。

その竜紹鉄は、少年兵を射殺したことがトラウマになって夜も眠れない様子。信頼している旅長に軍事法廷に送られてもいいからもう戦場には出たくない、と実際に半分泣きながら泣き言を言う始末。精神的に脆いと言えばそれまでだが、極めて人間らしい描かれ方をしていると言えるだろう。そんな竜に旅長は、慣れろ,戦場で起こったことは忘れろ,と言う。

 さて強敵・芥川も2話で登場。竜が兵を率いることを嫌がり単独行動を願い出たのに「一人でどうやって日本軍と戦う?」と批判されたのとは対照的に、芥川は単独行動をあっさり受け入れられる。このへん一人で戦う芥川と集団行動を嫌いながら他人とともに戦う(力を借りる)主人公という対比が、今後二人の対決のあり方にも影響してくるんだろうなぁ~、と思われる。


 

3話の見所は何と言っても、初陣で日本軍の猛烈な砲撃にさらされてパニックになる新兵たちだろう。彼らは愛国心や日本軍に殺された肉親の仇を討つために参軍し、その覚悟に偽りはなかったであろう。だがそんな「覚悟」は実際の戦場では紙くずのように吹き飛ばされてしまう。

 ただ銃を握りしめて塹壕の中で泣くしかない石頭やパニックのあまりかえって危険な外へ飛び出し「家に帰して!」と叫ぶ杜占明など、リアリティがあると思う。

A23

パニックになって砲撃の中に飛び出してしまう新兵



ピックアップ場面

 

さて、エリートである上に「彼は部下を犠牲にして生き延びてきた」という噂のため、竜紹鉄は銭国良ら叩き上げの老兵たちから毛嫌いされる。老兵の一人・方儀球は、もうこの部隊ともおさらばだな、とばかりに任務前夜に逃亡してしまう。竜は銭国良が方儀球の逃亡をとめなかったことを問題し・・・・・・

竜紹鉄「あの男は?」

銭国良「長官に報告いたします。彼は行ってしまいました」

竜「行った? どこに」

銭「長官に報告します。明日の朝になれば、彼は96軍(段旅の近くに駐屯している国軍の別の部隊)で一等兵になっています」

竜「どういうことだ。はっきりと言え」

銭「長官に報告いたします。彼はつまり「兵販子」というやつです。毎年いろいろな部隊を転々とし、給料を稼いだらまた別の部隊に行くことを繰り返しています」

竜「任務の前に姿をくらますのは死刑ものだぞ。上級はそんなことがあるを知っているのか」

銭「長官に報告いたします。こんなことはよくあることです。上級もいちいち知ろうなんてしません」

竜「奴の逃走を知っていて報告しなかったならば、おまえも同罪だぞ」

銭「・・・・・・長官に報告いたします。はいっ!」

竜「・・・・・・」

銭「・・・・・・」

竜「おまえの処分は任務が終わった後、検討する。今はもう休め」

銭「・・・・・・長官!・・・・・・俺の従兄弟はどんなふうに死にましたか」

竜「おまえの従兄弟?」

銭「前回、あなたとともに任務に出て戻ってきませんでした」

竜「・・・・・・戦死だ」

銭「あなたは一人で生還したのに? 」

竜「・・・・・・」

銭「長官、あなたは自分が率いた部下達の名前を知っていますか? 俺の従兄弟は謝有福と言ってまだ17歳でした」


 竜紹鉄を毛嫌いしているため、何とも慇懃無礼な態度を取る銭国良。敵意に対してさらに高圧的な態度で返す以外の術を知らない竜紹鉄。そして銭国良の竜嫌悪の底にある
17歳のいとこの死に対する疑惑・・・・・・その銭国良の17歳の従兄弟とは、まさしく竜が射殺せざるを得なかったあの少年兵なわけで・・・・・・トラウマに塩を塗られてナイフでえぐられたようなものですね。


 暗い場面ばかりなので、小説版より明るいシーンを。自分も竜の持っているような立派な銃が欲しくて欲しくて(でも八路軍は貧乏だから貧弱な武器しかないの!)たまらない大春が、団長に直談判する場面。

 と、林団長がまだ口を開かないうちに、「団長! 団長!」とやかましく言いながら大春が司令部に飛び込んできた。

 林団長は黙って大春を見た。大春の奔放でよく規律を無視する性質をよく思っていない李政委と趙参謀も同様に彼を見る。しかし大春は李政委と趙参謀のことなど目にも入っていない様子で、林団長の前に無遠慮に座り、興奮した口調で言った。

「団長! 急ぎの用件です! 俺、ちょっとやってみたい作戦があるんですよ!」

「作戦案なら机の上に置いておけ、後で見る」

 大春は驚いて言った。「団長! 俺が文字なんていくつ知っていると思っているんですか、文書なんて作れませんよ」

大春は小紅鬼(十代の紅軍兵士)の出身で、年齢は竜紹鉄とそう変わらないが、軍歴はすでに十年に達する。老兵のふてぶてしさを持つ、林団の最も優れた射撃手でもあった。大春と彼より十歳年上の林団長はまるで兄弟のようで、大春も彼に対して感情のままに遠慮なく何でも話した。李政委はがまんできずに口をはさんだ。「洪大春同志、君は革命に参加してずいぶん長くになるはずだ。字が書けないとはどういう意味かね?」「俺はべつに字が書けないわけじゃないですよ、ただ書くより話したほうがやりやすいってもんです」

大春はふてぶてしく笑いながらそう言う。李政委は眉間にしわをよせて林団長を見る。林団長も同じような顔をしているのに気付いて、大春は殊勝な態度を装って言った。「団長、発言してもよろしいでしょうか?」「早く言いなさい」 林団長はもうめんどうくさそうに促す。大春はきっぱりと言った。「日本軍の旅団本部に忍び込みに行きたいんです!」

「いったいおまえは何を言っているんだ。現在、大野の旅団は段旅を攻撃しようとしていて、今まさに我々は今後の対応を協議していたところだぞ。なのにその本部に忍び込みに行きたいだと! 馬鹿なことを言うのもたいがいにしろ!」林団長が何か言う前に、李政委は目を見開いてそう問いただす。

しかし、大春は興奮を抑えきれない様子で身振り手振りを加えながら言った。「ちょうどいいじゃないですか! これも共同作戦の一種です。大野の旅団は段旅を攻撃するのに忙しい、内部の警備はきっと穴だらけですよ、俺がもぐりこんで奴の本拠地を霍乱して・・・・」    

李政委はためいきをつき、林団長は大春の言葉を遮った。「さてさて、おまえは本当は何をしたい。本音はなんだ?」

もったいぶって答えない大春に林団長はもう一度聞く。今度は何に夢中になっているのかね、と。大春は林団長に向かって親指を立てながら言った。「ああ、団長は本当に俺のことをわかってらっしゃる。俺はあの「小さな鏡」のついた銃が欲しいんです、あれは本当にすばらしい! ああ、団長、あなただって一度あれを見れば夢中になりますよ。あれのことを考えると、俺、夜も眠れなくて・・・」

 大春は、しつこく団長に絡んでくる。林団長は、眉をあげて言った。「団はおまえに重要な任務を与える!」大春は喜んで答えた。「必ずすみやかに実行します!」 林団長はおごそかに大春に命令した。宿舎に帰って寝るように、と。(『狙撃手』丁丁,王宛兵著 作家出版)

     ・・・・・いやいや、いっそ気持ちがいいくらい元気がいいですね(うるさくてしか

たないだろうけど)。根暗な竜紹鉄がひたすら物語を暗くしているので、こういう大春の明るさはほっとします。ちょっと子犬みたいだ・・・・・・。

 でも小説版では快活に笑っているシーンの多い大春ですが、TV版では意外と笑顔が少ない。眉間にしわよせているか、ふてくされている顔が多いです。大春は全体的に小説版の方がTV版より快活度やふてぶしてしさが大幅にUPしています。上の場面も同じようなシーンがTV版にもあるけど、大春はもっとおとなしく林団長と話していて、私はこのシーンは小説版の方が好きですね。

そんで字を書くのをめんどうくさいと言って逃げる大春がかわいい。ちなみに「革命に参加して長い~」という話がここで出てくるのは、当時は字の読み書きができないのが多かったのですが、紅軍は参加した兵士たちに識字教育を施していました。だから長年紅軍にいた大春は当然文字の読み書きができるはずということ。でもこの分じゃ、その勉強からも逃げまわっていたのでしょうね。勉強に頭を使うのではなく、どうやったら勉強しないですむかに頭を使うタイプ。



以下、とっても腐女子な話題。




竜紹鉄は国軍のエリートというだけでなく、その父親は元軍閥の将軍で江南の大地主・・・・・・と大春的にはいろいろとハードル高い、と言うかベルリンの壁飛び越えないと行けないレベルの障害の多い恋ですな。

 まあ、それはともかく。



何かと受難が多い竜詔鉄。
どうやら製作サイドは徹底的に彼を不憫な境遇に陥れるつもりらしい。
3話までに彼が蒙った受難をちょっとまとめてみた。


・いきなり陰湿ないじめ(笑)に遭う竜

まず上官なのに部下たる老兵たちに集団で無視される。

竜「銭国良!」
老兵たち「・・・・・・」
竜「銭国良!」
老兵たち「・・・・・・」
竜「方儀球!」
老兵たち「・・・・・・」
竜「唐国金!」
老兵たち「・・・・・・」

 ・・・とこんな大変いたたまれない場面が続きます。彼が点呼で名前読み上げているのに誰一人返事しやしない、しかも陰で嘲笑っている。みごとに陰湿な上官いじめです。
 まあ、叩き上げの老兵たちからすれば、戦場経験の少ない軍校出のエリートである竜なんてなめて当然の青二才なのでしょう。



・昔の恋人に銃を向けられる

 生き別れの恋人が嫌な上官の妻になっていたというだけでも大ショックなのに、彼女に銃まで向けられてしまいます。
 このドラマでは銃を向けるのが愛情表現の一種なんだろうか?
一応、ここは夫の追及から逃れるため蘇雲暁が彼に転任を薦めて、竜紹鉄がそれを受け入れないのでちょっと脅迫気味に迫ってみたという場面ですが。



・戦場でのトラウマでノイローゼ気味になる

 悪夢にうなされ夜眠れなくなった竜紹鉄。退役を許さない段旅長に、自分は精神病だとまで訴える。でも段旅長は全然聞いてくれない。それどころか・・・・・・



・ いろいろ押し付けられる

 退役どころか、味方が撤退するまで日本軍を引き止めるなんていかにも大変な任務を与えられてしまう。しかも与えられた部下は使えない新兵たち。「君は優秀だからきっとできる!」とか「新兵たちが生還できるかどうかは君にかかっている」とか言われているけど・・・それって一番めんどうなことを押し付けているだけなんじゃ・・・。しかも「経験豊富な老兵たちもつけてあげるから!」とかごまかされたけど、それで与えられた老兵が上のようなさまなんだが・・・・・・



・ 八路軍の大春にめちゃくちゃ覗き見される

 所定の位置について、共同作戦の相手を双眼鏡で確認する・・・のは別にいいんだけど・・・・・・何故かひたすら竜紹鉄のことしか見ていない大春

 竜は見られているとも気がつかずに、塹壕掘りを監督するため陣地をあちこち移動していくのだが、大春の双眼鏡ごしの目線はその一挙一動も逃さないかのように、竜の姿だけを追っていく(それに併せてカメラの画面が動いていく)。
 「うわっ、あれはこの間のかわいこちゃん!」(笑)とでも思ったのだろうか。

 竜を見るのに必死すぎて、部下が何か話しかけても「うるさい!」と怒鳴ってしまう始末。

 この後、竜紹鉄はあまりにもなめた態度を取る新兵を殴り飛ばすのだが、大春もその様子を目撃して驚く。あんなにかわいいのに意外と凶暴という竜の新たな魅力に気づいたのだろうか・・・・・・って、大春が竜を眺めはじめてから竜が新兵を殴り飛ばすまで、ドラマ内でもけっこうな時間が経過したはずだが・・・あんたその間ずっーと竜のこと見つめ続けていたのかい。

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竜紹鉄覗き見に熱中する大春

李大刀「・・・あの、連長。いつまで見ているんですか? 俺らもそろそろ戦闘の準備とか始めたほうが・・・・・・」
大春「うっさいな! ちょっと黙ってろ、今それどころじゃないんだ。あのかわいこちゃんの動きを見逃したらどうしてくれるんだ・・・・・・あっ!」
大刀「ど、どうしたんですか?!」
大春「あいつ、部下を殴った!」
大刀「まじですか、まったく国軍の将軍ときたらやたらと部下を殴って、まったくどうしようもないですね」
大春「何言ってんだよ! あんなかわいい顔して実は凶暴だったなんてますます魅力的じゃないか!」
大刀「・・・・・・いや、あんたが何言ってんですか?」
(注:こんな会話はありません)

 しかも芥川君にも覗き見されています。


 と、すでに3話まででいろいろいっぱいいっぱいな竜詔鉄。悲劇のヒロイン街道をまっしぐら。
 なんかこうなるともう軍統の文軒にスパイ容疑をかけられていることがまだマシなことに見えてくる。

 しかし竜もただかわいいだけのお姫さまではない。いい加減、3話の後半ではぶち切れ、反抗的な相手を蹴ったり殴ったりと強圧的な態度で上官いじめに対抗します。

 そんなわけですっかりやさぐれてしまった竜だが、そんな中にあって素直でけなげな石頭の存在は清涼剤。癒される。

 しかし、石頭も他の新兵たちが竜紹鉄を嫌悪する仲で、いち早くその魅力に気づき、ポイント稼ぎをするとは、可愛い顔して一番幼く見えて、実は一番大人なんだなぁ、見る目ある。おかげで、竜紹鉄争奪戦で大きくリードした(違う)。

 しかし、竜紹鉄に対する関心の深さでは、大春だって人後に落ちない。

 国軍との共同作戦に不満を持ち、文句たらたらな部下たちの会話の中にこんな指摘が。

二勇「国軍の連中の手助けなんて冗談じゃない。連長、あなたは何も文句がないんですか。この間、連長を侮辱した(銃を向けたこと)あの優男(竜詔鉄)のこと、忘れちゃったんですか?」
大刀「彼(大春)が忘れられるわけないだろう、夢にまで見ているくらいなんだから

大春「うるさい!」(注:この会話は実在します)

 ・ ・・・・・そ、そうか、大春、竜のこと夢にまで見ているのか。まあ、初対面であんな情熱的なこと(銃口を向けられる)されちゃ忘れるに忘れられないよね。そりゃ、双眼鏡ごしとは言え、そんな夢にまで見る相手とまた再会できたら目が離せなくなるよね。
 ちなみに大刀はたぶん天然で深く考えず言っています。この前「まるで息子の嫁を羨む舅みたいだ」と大春を評したのも彼。何というGJ。大春が怒鳴ったのもみんなの前で図星を指されて焦ったんだろうか。つーか、この発言をTVの前の視聴者はどう受け止めればいいの?


今週の芥川君

 
 2話目より芥川君が登場。初登場時にいきなり字幕の文字を「介川君」と間違えられる。

 「竜紹鉄を教えたドイツの教官とは、友人でしてね。彼がどのように育成されたか知っています」
と大野に語る芥川君。なんかやらしいセリフだな(←やらしいのはおまえの頭だ)、「育成」って。つーか、あんたに友人がいたことがびっくりだ。
 すでに竜のことを知っていたっていう点も運命的ですな。後で語られるが、竜も実際に会ったことはないが、「ドイツの教官」を通じて芥川の名は知っていたらしい。

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