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2011年1月30日 (日)

『井崗山』33話~35話

あらすじ


 敵の暗殺者に襲われる朱徳と妻の若蘭。若蘭は捕まり惨殺される。気落ちして会議にも出てこない朱徳を皆は心配するが、新たな戦いを前にして朱徳は復帰し、軍を率いて江西省の瑞金に新根拠地の足がかりを築く。新たな地に落ち着いた朱徳は蘭を育てて亡き妻を偲ぶ。

 そこに井崗山を撤退した彭徳懐が合流し、毛沢東・朱徳・彭徳懐は再会を喜ぶ。その直後に、ソ連より帰国したての劉安恭が中央より派遣されてくる。劉安恭は朱徳・陳毅とも旧知の仲であった。彼は中央の周恩来らが起草した指示を盾に農村に根拠地を建設するという毛沢東の路線と激しく対立する。それに対して朱徳は中央の命令を尊重する立場から逡巡し、陳毅はこの決議はだいぶ前にあげられたもので現在の状況の対応していない、と反論する。

 状況を憂慮した毛沢東は彭徳懐・林彪とも話し合って二人の支持を取りつけ、彭徳懐の井崗山奪回の願いも聞き入れる。彭徳懐は王佐と協力して井崗山を奪還するが、その時一連の虐殺で井崗山の人口は3千人から6百人余りにまで減少していた。

 毛沢東と劉安恭の対立はますます深まり、劉安恭は全体大会で紅軍の将兵たちにロシア革命の成功例から都市革命の必要を説き、「農村にどんなマルクス主義があるというのか」と毛沢東を批判する。紅軍内の混乱が収まらないため選挙が実施されるが、その結果、毛沢東は紅軍の指導者層からはずされてしまう。

 朱徳と陳毅は毛沢東と話し合いに行くが、三人の話はすれ違い決裂する。毛沢東は根拠地の静かな場所でしばらく隠棲することを余儀なくされる。毛沢東は賀子珍にソ連に留学に行くことも考えている、と告げるが、賀子珍は怒って泣きながら出て行ってしまう。

 荷物をまとめ、一人隠棲場所に向かう毛沢東。その途中に突然賀子珍が現れる。賀子珍は結婚を申し込み、毛沢東はそれを受け入れて隠棲先で二人で暮らし始める。

Cap1269

 しかし、ほどなくして毛沢東はマラリアを患い重態に陥る。林彪・羅栄桓曽士岐ら毛派の者たちも紅軍の新たな遠征に出なければならず、賀子珍や残る栗裕らに毛沢東を託して出発する。

 朱徳は毛沢東と決裂したことを内心悔やみ、陳毅は軍事会議のため上海に向かう。上海で陳毅は周恩来と会談し、周恩来はあの決議文がすでに情勢から遅れたものだったことを認め毛沢東が紅軍の指導者に戻ることを承認。周恩来はもし毛沢東との関係がぎくしゃくしているなら他の場所での仕事を用意することを陳毅に提案するが、陳毅は紅軍に戻り自ら毛沢東に復帰を促す役を引き受ける。

 賀子珍と栗祐は医者と薬を探して奔走し、紅軍の曽山は犠牲を払いながらも街に潜入してマラリアの薬を手に入れ、毛沢東は回復に向かう。

 一方、劉安恭は戦いの中で無謀な作戦を実行し、紅軍に多くの損害を出し自らも戦死してしまう。

 療養中の毛沢東と賀子珍の元に井崗山の赤衛隊長であった姜有田が訪れる。姜有田は張子清方小鳳ら多くの者が戦いで命を落とし、さらに袁文才と王佐が不当に殺されてしまったことを告げる。毛沢東と賀子珍は二人の死を嘆き、過ちを悔やむ。姜有田は井崗山の住民達から託された井崗山の土を毛沢東に渡す。




感想

 ・・・・・・いや、もう何もとくに言うことがないんだけど・・・・・・。

 中央からやってきた物事の道理がわからない一発キャラ的な存在が毛沢東をパージするって展開、これで何回目ですか? 36話ドラマで3回目ですよ? 史実としてそういうことがあったから仕方ないかもしれないが、この「すべては毛沢東の正しい路線を理解しない頭の固い中央が悪いんですう」的表現はなんとかならぬものか・・・・・・なんともならないだろうな。


 袁文才と王佐の死の報が35話で毛沢東にもたらされるのだけど、このあたり彼らの死をどう描くのかちょっと興味があったがなんと・・・・・・すっとばした!

「不当に殺された」とはあったけど、いったい何があって誰が殺したのかとか一切言及無し。そうきたか・・・・・・一応、中国でも一般向けの歴史の本でもこのあたりのこと、どうして殺されるに至ったのかとかはちゃんと触れられている。本はいいけどTVはNGですか? 

 ・・・・・・にしても32話で参謀長(袁文才)が勝手にいなくなっているのに、35話まで誰一人としてそのことに触れないってのもすっごい不自然だよね。


 亡き妻を偲んで蘭(?)を育て始める朱徳はちょっと可愛かった。その後、この鉢がいつも朱徳が座る席のそばに置いてあるのがいいな。

1262


 そして34話でついに毛沢東と賀子珍が結婚・・・・・・あれ?あの二人ってもっと前に結婚してたんじゃなかったけ? という疑問を置き去りにして、急に賀子珍は所帯染みてくる。

 でもそれと同時に、結婚して急に美人になる賀子珍! 今までもなかなか可愛い子だったけど、どちらかというと「お転婆娘」というか「少女戦士」的な感じのする子どもっぽくもあり少年っぽくもある子だったのが、グンと大人びた美人になった。

Cap1265

 天真爛漫な少年のような賀子珍が好きだけど、これはこれでいいな。こういう美人は好感度高い。


 で、新婚早々マラリアでぶっ倒れ賀子珍に看病される毛沢東。林彪や羅栄桓ら毛沢東派の紅軍若手士官らもみんな心配しているのだけど、彼らは新しい戦いに出陣せねばならず、後を賀子珍に託す。

 そこで十数人の若手士官らはいっせいに賀子珍に向かって敬礼し、一人一人順番にこう声をかける。

「嫂子(サオズ)、ご苦労様です!」

 ・・・・・・嫂子?

  嫂子ってのは「義姉さん」と言う意味で、つまり兄貴の嫁を呼ぶときの言葉。毛沢東はみなの兄貴分なのでその妻である賀子珍が「義姉さん」という理屈か?

 それにしても他の人はともかく林彪までが賀子珍を「義姉さん」と呼ぶのは違和感が・・・・・・林彪の方が年上だろ・・・ってその場にいる全員が賀子珍より年上か(それでも兄貴の嫁は義姉だけど)

 でも、どちらかというと「義姉さん」より「姐さん」の方がしっくり来る場面だ。

「姐さん、ご苦労様です!(毛アニキのことを頼みます!)」みたいな。







ピックアップ場面

 今回は毛沢東と賀子珍が結婚したシーンをピックアップ。はっきり言って時期的に史実と異なるが、でもこれはこれでなかなか良いシーン。

 紅軍の指導者から追放されてしまった毛沢東(←何回目?)の元を訪れる賀子珍。(言い忘れていたが)賀子珍の公的な身分は「前敵委員会(一種の軍事委員会)」の秘書である。

毛沢東「しばらく農村を調査して、その後、出国する」

賀子珍「出国? 本当に外国へ行くの?」

毛沢東「前敵委員はすでにソ連留学の名簿に私と江華の名を加えている」

 賀子珍、涙を流す。

賀子珍「そんなの、ただの逃げよ!」

(中略)

賀子珍「一人で行くの?」

毛沢東「竜達(毛沢東の護衛)を連れていく」

賀子珍「あなたがいなくなった後、私はどうすればいいの?」

毛沢東「・・・・・・現在、前敵委員の書記は私ではなく陳毅だ。君は前敵委員の秘書なのだから、これからは彼の下で働きなさい」

賀子珍「・・・ああ、そう。なら、彼を探しに行ってくるわよ」

毛沢東「あっ・・・・・・」

1261

賀子珍、怒り泣きしながらその場を去る。毛沢東、一瞬追いかけかけるがその場にとどまる。

 

 と怒って出て行ってしまった賀子珍だが、荷物をまとめ隠棲先に向かう毛沢東の前に再び現れる。

毛沢東「ああ、見送りにきてくれたのかい」

賀子珍「いいえ。私は結婚しに来たのよ」

毛沢東「結婚?」

賀子珍「そう」

毛沢東「・・・そ、そうか。それで、誰と結婚するんだい?」

賀子珍「あなた」

毛沢東「・・・・・・・・・・・・俺?」

賀子珍「そうよ」

毛沢東「・・・・・・・・・・・・・・・・子珍。私たちは二人とも党の幹部だ。結婚には組織の批准が必要だ。しかし、今の私は・・・・・・」

賀子珍、カバンからやおら紙を取り出す。

Cap1266

賀子珍「はい、これ。前敵委員会書記の陳毅同志直筆の結婚許可書よ。これでいいでしょ?」

毛沢東「結婚許可書」を受け取り眺め、呆然としてタバコを手から落とす。

賀子珍「どうしたの? 前敵委員書記の字を忘れたの?」

毛沢東「あ、い、いや。し、しかし私は今からここを出ていかなければならなくて・・・・・・」

賀子珍「『鶏に嫁いだら鶏についていく、犬に嫁いだら犬についていく。猿に嫁いだなら山に入る』。あなたがどこへ行こうと、私はあなたと結婚するわ」

毛沢東「・・・・・・」

賀子珍「・・・・・・」

毛沢東「・・・・・・しかし、私は何も準備していない」

賀子珍、連れてきた馬に駆け寄り荷物から花輪を取り出す。

賀子珍「準備なら私がしてきたわ(我准备好了)!」

Cap1268

毛沢東「(笑って)子珍。私の故郷では新婦は花篭に乗る。しかし、今の私にはただ君をあの馬に乗せてやることしかできない。しかも、今の私には自分の家もない」

賀子珍「私と一緒なら、どんな場所だってそこが私たちの家よ。一緒に帰りましょう」

毛沢東、賀子珍の手から花輪を受け取って彼女の頭に飾る。

Cap1275

毛沢東「行こう。私たちの家へ」

 毛沢東の退路をことごとく断ち切ってから結婚を迫る賀子珍! 意外と策略家だったらしい。何気に狼狽している毛沢東も笑える。

 「準備なら私がしてきたわ!」が特にウケる。

 毛沢東にこれからは陳毅の下で働きなさい、と言われて「いいわよ、なら彼を探してくる!」と言って出ていったのは怒って自棄になったわけじゃなくて、結婚許可書を発行させに行ったのか・・・・・・それにしても

陳毅は毛沢東の意思を一言も確認しないまま結婚許可書発行しとる!

 いやいや、この裏では賀子珍のどんな恐ろしい脅迫にでもあっていたのか(なにしろ夜道で義兄に後ろから頭に銃をつきつけた賀子珍のことである)。

陳毅「賀、賀子珍同志、ま、待て、話せばわかる、話せば・・・・・・あー!」

・・・・・・という光景をちょっと想像してしまった。

 なんにしろ、けっこうお似合いカップルだと思った。

 以下、反転です。

 お見合い?

 劉安恭の登場で(何度目かの)窮地に立たされる毛沢東。そんな彼は大事な会議の前に、「意見を聞きたい」とある二人を呼び出します。その二人とは彭徳懐と林彪。「毛沢東の仲介で二人が接近する」というだけでも私的には、キャー、な事態だが、予想以上の展開となった。

 まず、二人が呼ばれて到着した時、毛沢東は書き物の最中で、ほんの少しの間二人を外で(なぜか机と椅子が用意されている)待たせます。若い二人にまず二人だけで話をさせようとする算段ですね(いや、普通、後から二人きりにするものだが)。毛沢東が来るまで彭徳懐と林彪が二人でどんな様子だったか気になる。

 そしてやって来た毛沢東は、二人に今後のことについて意見を聞く。

Cap1263

・・・・・・なんかもう上の構図がお見合いかなにかのようにしか見えない私は病気です(お見合いにしては座る位置変だけど、最初はこのくらいの距離感があったほうがいいか)

 で、林彪は打って出ていくつかの根拠地をつなげるべきだと言い、彭徳懐は自分に井崗山を奪還させてほしい、と願い出るわけだが・・・・

 彭徳懐、井崗山を奪還したいと希望を述べ

彭徳懐「それに、功によって失敗を挽回したいのです」

毛沢東「はは、老彭、大局を重視すれば失敗にこだわることはないのだよ。『行く者は諌めるべからず 来る者の憂いは追うべし』だ」

と、そこで突然林彪が一言。

林彪「彭軍長は本当に豪胆な人なんですね!」

Cap1272

 
 林彪が彭徳懐を賞賛した!! 

 口を開けば(上官を無能呼ばわりすることを躊躇しない)毒舌しか言わない『井崗山』の林彪が! しかも彭徳懐相手に! 本人目の前にして!

 言っておくけど、上の台詞はいつもの皮肉じゃないよ。なんか素直な女の子が憧れた男性に「××さんって本当に素敵な人ですね」と本人に向かって言っているのと同じレベル。

 ああ、こんなに素直に好意を表明できるなら廬/山/会/議みたいなことは起こらなかっ・・・・・・たわけでもないだろうけど。

 って言うか、毛沢東は二人に今後の考えを聞いているのに、彭徳懐を賞賛しだすって話の本筋からはずれているんじゃ・・・・・・

 で、それに対する彭徳懐の反応。

彭徳懐「いや、私こそ君のその謙虚さに学んで、この大口をたたくクセを直したいと思っているよ。だがどうにも直らなくてね」

Cap1273

 と、ちょっと照れ隠し気味に話す。そう言われて林彪も(無表情ながら)ちょっと照れる・・・・・・

 って、なに互いを褒めあって互いに照れ合っているんじゃ!?

 なんかもう「まあ、××さんてとても優秀な方なんですね」「いやいや、私なんて。あなたこそ」と、お見合いで相手に好意を抱きつつ距離を計りあっているような場面だ・・・・・・。

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