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2010年2月 7日 (日)

『西安事変』(TVドラマ)総合案内

36集テレビドラマ

Cap016_2

放映2007

監督:葉大鷹

脚本王兵

作曲:徐磊

出演:胡軍(張学良)、劉交心(楊虎城)、鄭玉(蒋介石)、姜南(宋美麗)、葉叶叶(超文青)


評価

ストーリー:★★★★☆  キャラクター:★★★★★

エンタメ度:★★★★★  文学度:★★☆☆☆

萌え度:★★★★★    総合お勧め度:★★★★★


簡単あらすじ:
日本の満州(東北)侵略により故郷を追われた東北軍。総司令官の張学良と兵士たちは、日本と戦い満州を取り戻すことを望むが、かえって蒋介石の命令により、共産党の討伐のため西安を中心とする西北地方へ行かされる。楊虎城を司令とする地元の西北軍との軋轢と歩み寄り、共産党との戦いと抗日への呼びかけの中で、張学良は日本の脅威が迫る中で中国人同士で争うことに疑問を抱き……

解説・評価・感想:

 西安事変70周年の記念作品。監督はドラマのエンタメ性にとことんこだわる葉大鷹監督。中国の映画・ドラマでは視聴者そっちのけで自分の言いたいことばかりを描いてしまう監督も多い中、葉大鷹監督の作品からは、視聴者に楽しんでもらうことを何より重要視している姿勢がうかがえる。

 それは本作も同様で、毎回毎回飽きがこないストーリー構成で最後まで楽しんで見れる。それは「西安事変」というそれ自体ドラマチックな史実を扱っているからおもしろいのも当然、というわけでもない。逆に「西安事変」という超有名歴史事件のネームバリューに振り回されることもなく、完全にうまく料理し新たな「西安事変」物語を構築している。

 そして徹底的に細部にこだわり、また歴史オタクの心をくすぐるトリビアを配置。また人物造形も見事なもので、登場人物は誰もがそれぞれ善悪では割り切れない完全無欠で高潔な英雄でもなく悪人でもない人々として描かれている。そのような人々が各々の事情と信念を抱え、それが触れ合いあるいはぶつかりあった時に歴史は動く、というのがドラマの基調となっている。特に楊虎城と蒋介石のキャラがいい感じである。

 難点と言えば、エンタメに徹しているため人の魂を揺さぶるような力はあまり無い。ただ、二元論で割り切れない人物造形と史観のため、「西安事変」とは何だったのか? ということを視聴者が自由に考えるきっかけには充分なるだろう。「よく出来た歴史大河ロマン作品」としては文句なしにお勧めの作品。

 



購入可能なショップ
(2010年2月現在)

・書虫

http://www.frelax.com/cdrama/

※同タイトルの映画版があります。間違わないようお気をつけください。

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