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2010年1月

2010年1月29日 (金)

映画『風暴』総合案内

Cap211_2 


映画
98分)

製作:北京電影

放映:1959年

監督:金山

脚本:金山

俳優:李翔(林祥謙)、金山(施洋)


評価

ストーリー:★★      人物造形:★★★

エンタメ度:★        文学度:★★★★

  萌え度:★★      総合評価:★★★



林祥謙が良かったのでだいぶ甘い評価になってしまった。予想していたよりストーリーも(この時代の映画にしては)おもしろい。

2.7惨案とか林祥謙に興味がある人にはお勧め度は★5つ。



簡単あらすじ
1924年、湖北省の省都武漢。鉄道労働者の林祥謙と弁護士の施洋(ともに共産党員)は、悲惨な境遇にある京漢鉄道(北京-武漢を結ぶ鉄路)の労働者を糾合し、労働組合を結成。労働者の権利を弾圧する軍閥・呉偑孚<ご はいふう>に対抗するため、京漢鉄道のすべての列車を停止させる一大ストライキを決行する。どんな手段を使っても鉄道の運行を再開するよう欧米諸国から圧力をかけられた呉偑孚は軍を動員して血の弾圧に乗り出し……。


解説・評価・感想
:「
2.7惨案」と呼ばれる史実の忠実な再現を目指した映画であり、林祥謙と施洋も実在の人物。この2.7惨案は、中国の労働運動およびそれに立脚していた中国共産党の路線を転換させる事件であった。

 「紅色風暴」という演劇を改編したもので、新中国成立後最初の本格的な工人運動を題材にした映画である。

 ストーリー、キャラクター、音楽、映像構成など典型的だが、プロレタリア映画としての様式美に満ち溢れている。

 どーでもいい感想だけど、私は林彪の従兄弟で林育南という日本でいったい何人に名前を知られているのかも不明なドマイナーな人物が好きで、その林育南がこの京漢鉄道の労働運動にだいぶ関わっているので、もしかしたら彼も出てくるかもしれない! という一縷の望みにかけてこの映画を見てみたが・・・・・・出てなかった・・・うん、そうだと思っていたさ、悲しくなんかない・・・・・・。

 でも2.7惨案はすごく興味を持っている事件だし、林祥謙も好きなので全体的には良かった。2.7惨案と林祥謙または施洋に興味がある人はぜひ! という映画。



購入できるショップ

今のところ、見つけられません。神保町などの中国書籍扱い店などに相談してみてください。

2010年1月28日 (木)

映画『風暴』前半

前半あらすじ

 OPでは互いに戦争に明け暮れる軍閥の戦場の風景が描かれ、その後にただ頭を垂れて戦火を避けるため黙々とどこかに移動する惨めな名も無き群衆の姿が映し出される。

 痩せ細り、その日の暮らしもままならない京漢鉄道の労働者たち。

 ある時、雇い主の無謀な指示のため一人の労働者が、列車が来ていても鉄路から避難することが出来ず、その雇用者とともに轢き殺されてしまう。

  一緒にいたもう一人の労働者はあやうく難を逃れ、被害者の妻の元へ事件を知らせに行く。小さな赤ん坊を抱えた妻はショックのあまり気絶する。生き残った労働者も無実であるにも関わらず雇用者(警察署長の父親)の死の責任を問われ、自身の妻の目の前で警察に連行される。

Cap214

無実の罪で連行される労働者

 

 仲間の危機を知った他の労働者たちも妻と一緒に警察を追うがどうしようもなかった。ビラ作りに勤しむ「工人倶楽部」の代表・林祥謙は、事件を聞き、彼を救うため行動を起す。

 夜、林祥謙の呼びかけで京漢鉄道の労働者達とその家族が警察署の前に集まる。女たちは夫が死んでしまった妻と、現在拘禁中の妻を慰める。

  警察署長は解散を命じるが誰も応じない。林祥謙はみなを代表して無実の男の釈放を強く求めるが、警察署長は男を引き立てそのまま銃殺刑に処そうとする。

Cap216

警察署長と対峙する林祥謙

 その警察署長の前に弁護士の施洋が現れる。労働者には高圧的だった警察署長も彼が弁護士だと知ってとたんに卑屈な態度になる。施洋は男の無実を理論整然と述べ、さらに資本家の横暴によって労働者の命が虫けらのように扱われていること、赤子を抱えたまま寡婦になってしまった女の苦しみを群集に訴える。

 施洋の演説と林祥謙の情熱に突き動かされた人々は、資本家の自分達の扱いに対する怒りを燃え上がらせ、実力で無実の男を救出し、警察署長はほうほうの態で逃げ出すしかなかった。

 事件解決後、林と施洋は労働者の権利を確保するため、「工人倶楽部」を「京漢鉄道総工会」とし、労働組合を結成する。「総工会」には労働者が続々と参加した。

Cap219

2010年1月27日 (水)

『風暴』中盤

あらすじ

 林祥謙は共産党に入党し、労働者大会の準備を始める。労働者の権利を人々に説く施洋と林。しかし鉄道当局によって開催を禁止されてしまう。

Cap109

共産党への入党宣言をする林


 林は代表団を結成し、呉偑孚の元へ交渉に行くが、軽くあしらわれてしまう。林と施洋はどんな妨害に遭っても開催することを決意。

 デモ隊を組織して会場に向かうが、武装した軍隊(武装警察)によって道路を封鎖されてしまう。

Cap112

京漢鉄道労働者の大デモ隊


 施洋は、兵士たちにともに資本家に虐げられた兄弟として連帯するよう呼びかける。

Cap115 

デモを邪魔する兵士を説得する施洋

 

 林はデモ隊の隊伍の力で封鎖を突破して会場に入り、労働者大会を開催する

 林は労働者を弾圧する呉偑孚に対抗するため、大規模なストライキを決行する。病気を押して労働運動を支援する施洋の協力もあって、192324日、汽笛の合図とともに労働者は一斉に職場を放棄し、中国最大のストライキが始まった・・・・・・

Cap127

いっせいに職場を放棄する労働者たち




感想


 実にプロレタリアものを定石を踏んだ作り。様式美に満ち溢れています。

 林祥謙が確信に満ち溢れているように見えて、実はけなげに慣れないことを一生懸命頑張っているようにも見えて(腐女子アイ)、かっこよくもありかわいくもあり、なかなかいい感じ。

Cap117

 そして林が入党する時、バックにさりげない形で悲壮なメロディでイ/ン/タ/ー/ナ/シ/ョ/ナ/ルが流れる場面が最高! 勇壮な感じではなく、哀調に満ちているのがいいのだと思います。 

 ・・・あと、毛沢東がどうとか言っていたけど・・・この京漢鉄道の労働運動には毛沢東あんまり関わってなかったはず。まあ、何かの形で関係していたとは思うけど、だったら彼よりももっと先に言及されるべき党員はいっぱいいるはずだー(林育南とか林育南とか林育南とか・・・)

 

2010年1月26日 (火)

『風暴』(後半)

Cap130

※映画のラストシーンねたばれがあります。

続きを読む "『風暴』(後半)" »

2010年1月 7日 (木)

『井岡山』第一話

あらすじ



 夜の街。

警察に一人の男が捕まる。警察は男の顔を見て重要指名手配中の毛沢東だと確信するが、男は否定する。警察所に連れ込まれた男は拷問を受けかけるが、彼を見た長官は人違いだと釈放する。

 釈放された男は、その足で「本物」の毛沢東の隠れ家を訪ねる。彼は毛沢東とうりふたつの弟・毛沢譚(もうたくたん)であった。久々の再会に喜ぶ兄弟。毛沢譚は国共合作が破綻し、革命が危機に瀕していることを歎くが、毛沢東は共産党が武装蜂起を計画している、自分もそれに呼応して湖南で暴動を起す任務が下っている、と告げる。せっかく再会できたのにまた離れ離れにならなければならないことを毛沢譚は悲しむが、毛沢東は「三国志」の下巻を渡し、これを持って南昌の朱徳を訪ねるように言う。

 南昌。

 南昌の公安局長で国民党軍人・朱徳は実は共産党の秘密党員であり、その表向きの権限を利用して共産党員を保護し、武装蜂起の準備をしていた。秘かに南昌に集った周恩来ら党の幹部たち。若手幹部の王明はコミンテルンが武装蜂起に難色を示していることを理由に反対するが、周恩来は強硬に蜂起を主張する。予定より少し遅れた81日、蜂起は決行され、紅軍が誕生する。

 毛沢東は、暴動に先立って妻・楊開彗と三人の息子を妻の実家に送り届ける。寂しがる幼い息子たちをなだめ楊開彗は気丈に振舞うが、毛沢東はいつまでも別れを惜しむ。これが彼が妻の姿を見た最後であった・・・・・・



感想



 いきなり警察に捕まる毛沢東。・・・いきなりどーなるのかと思ったら、なんと毛沢東にそっくりの弟・毛沢譚だった! そうきたか! と思った。 って言うか毛沢譚ってあんなにお兄ちゃんにそっくりだったか? 萌えるから許すけど。

 毛沢譚は毛沢東の二人いる弟のうち末弟。確か10歳くらい年が離れていて、ドラマ中でもまだ22、3歳くらいのはず。随分なお兄ちゃん子として描かれていた。ブログ主は「兄弟」萌えの人なので、ドラマ中の以下のような会話にはたいへん萌えます。

Cap20

毛沢東

Cap203_2

毛沢譚

 

 

毛沢譚「大哥(長兄の意味)、私も連れっていってくれますよね?」

毛沢東「私達は早くに両親をなくして、小さい頃からおまえはずっと私についてきてくれた。私の目には、おまえはいつまでも小さな子供に見えるよ。だがおまえはもう立派に独り立ちしている、私はいつまでもおまえを引っ張りまわすわけにはかない」

 くうう・・・、兄弟萌えのツボをつく台詞を! これ毛語録に入っているんだろうか?(←わけがない)

 毛沢東とそっくりの顔で、彼とはまた違う表情や違う個性を持つというのも映像ならではのおもしろさですね。この顔そっくりで個性の違う弟の存在はこのドラマの見所に一つになると思う(←実際には見所の一つどころか数少ない見所になってしまった)。

2010年1月 5日 (火)

『井岡山』総合案内

Cap201

連続テレビドラマ 全36話(各40分)

放送:2007年

監督:金韜

脚本:調べ中

出演:王震(毛沢東)、王伍福(朱徳)

評価:(すべて見終わった後に追記)

ストーリー:★☆☆☆☆             人物造形:★★★☆☆

文学度:★☆☆☆☆               エンタメ度:★☆☆☆☆

萌え度:★★★☆☆               総合評価(お勧め度):★☆☆☆☆


解説:人民解放軍建軍80周年記念作品。

 井岡山は毛沢東が最初に築いた革命根拠地であり、そのため建国後、革命の揺藍地として神聖化された。

 1927年、北伐によって国民党と共産党は各地の軍閥を平定し、中国を統一。しかし蒋介石の反共クーデターにより、共産党員は虐殺され追われる身となってしまう。

 これに対抗するため共産党は朱徳・周恩来らを中心として南昌で武装蜂起を起し、労農紅軍を設立。一方、それに呼応して毛沢東も故郷の湖南で武装蜂起を起す。しかしすべての蜂起は失敗し、紅軍は追われ、毛沢東は再起を図るため、匪賊が跋扈する天然の要塞・井岡山に入る・・・・・・。


簡単総合感想:(見終わった後に追記します)

※本作はまだ見終わっていません。今後、随時このエントリーに追記していきます。

購入できるショップ

・クイックチャイナ

http://www.quick-china.com/

・書虫

http://www.frelax.com/cdrama/

※本作のDVDは「PAL」です。一部、日本のDVD再生機やパソコンで再生できない可能性があります。

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